全身麻酔で意識のない女性患者に性的暴行を加えたとして、10月13日、美容外科『東京ミッドクリニック』(閉院)元院長の竹沢章一被告(43)が警視庁に再逮捕された。新たな逮捕容疑は昨年12月、同クリニックで美容外科手術を受けた20代の女性患者にわいせつ行為をしたという準強制性交容疑で、警視庁は押収した動画から、患者約10人が同様の性的暴行を受けたとみている。
【画像】竹沢被告のFacebook写真。被害を訴えたAさんの顔写真も 竹沢被告は今年4月、自身のクリニックで働く20代の女性スタッフにも睡眠薬を飲ませわいせつな行為をしたとして7月1日に逮捕されており、今回で合計4度目の逮捕となった。立て続けに被害が明らかになるなか、35歳の女性・Aさんが、今から6年前となる2016年の10月、竹沢被告から同様の手口で性的暴行を受けたと週刊ポスト記者に明かした。Aさんはハーフの父母を持つミックスハーフで、竹沢被告とは当時Facebookのハーフが集うコミュニティで知り合ったという。
「ニュース報道を見て驚きました。『私に睡眠薬を盛って性行為したのはこの人だ』と。私もまったく同じ手口で、彼からひどいことをされたんです。 Facebookのコミュニティで彼は『竹沢アスラン』と名乗っていました。ドバイに家があり国籍はアラブだとしていましたが、『複雑で他の国も入っている』とも言っていて、そこははぐらかされていた。彼からメッセージがきて、私が住んでいるマンションの隣のマンションに彼が住んでいることがわかり、そこで意気投合しました」(Aさん、以下同じ) 当時、Aさんには彼氏がいて、竹沢被告も彼女がいることをオープンにしていたという。LINEでやりとりを始め、池袋で待ち合わせて遊びに行くことになったAさん。竹沢被告の派手な生活ぶりに驚くとともに、彼の言動に不信感を抱いたという。「アスラン(竹沢被告のこと)はオープンカーで現れました。そこから一度、彼が住んでいる58階建ての億ションに行きました。そのとき、彼がマンションのコンシェルジュに、『俺は高層階に住んでるんだからもっときちんとケアをしろ』と文句を言ってたことを覚えています。 そこでオープンカーからBMWに乗り換えて有楽町のレストランに向かいました。 レストランで食事した後、彼の行きつけだというバーに行きかなりお酒を飲みました。途中、彼がトイレに立った時に店員さんに『気をつけてね、よくああやって女の子口説いてるから』と言われたんです。その時、違和感はあったものの、お酒が強い自負があったのでさほど気にしていませんでした。人生で酔い潰れたことが一度もなく、記憶がなくなったこともなかったんです。 でも、どこでどう記憶が飛んだかわからないのですが、次に気づいた時はタクシーに乗っていました。おそらく、睡眠薬を盛られたのだと思います。築地のあたりをタクシーで移動していることだけうっすらと憶えているんですが、『帰らなきゃ』と言いようにも、呂律が回らない。そのまま意識が飛びました」 Aさんの意識が再び戻ったのはベッドの上で、Aさんは下着の状態だったという。「睡眠薬の影響なのか呂律が回らず、『助けて』と叫ぶことも動くこともできなかった。そこから意識が戻ったり、飛んだりで、体位を変えながら何度も……。気づいた時には体にはたくさんのキスマークをつけられ、全身アザまみれになっていた。最終的には中に出されました。 朝になって水を渡され、それを飲んでようやく正気に戻った。彼は海外輸入のものと思われるアフターピルを大量に持っていて、帰りにタクシー待ちをしている時に渡され、『俺の前で飲んで』と。正規のものかわからず怖かったのでそこでは飲んだフリをして、自分で病院へ行きアフターピルを処方してもらいました」 ベッドの上には常に竹沢の携帯電話が置いてあったという。Aさんは映像や写真を撮られているかもしれないという恐怖から、被害を告発できずにいた。「写真をバラまかれるかもしれないという不安感から、1週間に1度程度、しばらく連絡は取っていました。そのうち、アスランの彼女と名乗る人から『人の彼氏に手を出しやがって殺すぞ!』とメッセージが届き、恐怖を覚えLINEをブロックしました。その後、忘れた頃に性器の写真をFacebookのメッセンジャーで送りつけてくるようになった。気持ちが悪くてその後何があっても返信はしないでいました。 今回の報道を受けて、あれはデートレイプだったんだなと思いました。自分の他にも声に出せない人がいるはずです。彼は自分の写真を決して撮らせなかったし、LINEやFacebookのアカウントも2度以上変更していました。今回の報道を機に、これ以上被害者が出ないことを祈るばかりです」 引き続き、捜査の状況を見守りたい。
竹沢被告は今年4月、自身のクリニックで働く20代の女性スタッフにも睡眠薬を飲ませわいせつな行為をしたとして7月1日に逮捕されており、今回で合計4度目の逮捕となった。立て続けに被害が明らかになるなか、35歳の女性・Aさんが、今から6年前となる2016年の10月、竹沢被告から同様の手口で性的暴行を受けたと週刊ポスト記者に明かした。Aさんはハーフの父母を持つミックスハーフで、竹沢被告とは当時Facebookのハーフが集うコミュニティで知り合ったという。
「ニュース報道を見て驚きました。『私に睡眠薬を盛って性行為したのはこの人だ』と。私もまったく同じ手口で、彼からひどいことをされたんです。
Facebookのコミュニティで彼は『竹沢アスラン』と名乗っていました。ドバイに家があり国籍はアラブだとしていましたが、『複雑で他の国も入っている』とも言っていて、そこははぐらかされていた。彼からメッセージがきて、私が住んでいるマンションの隣のマンションに彼が住んでいることがわかり、そこで意気投合しました」(Aさん、以下同じ)
当時、Aさんには彼氏がいて、竹沢被告も彼女がいることをオープンにしていたという。LINEでやりとりを始め、池袋で待ち合わせて遊びに行くことになったAさん。竹沢被告の派手な生活ぶりに驚くとともに、彼の言動に不信感を抱いたという。
「アスラン(竹沢被告のこと)はオープンカーで現れました。そこから一度、彼が住んでいる58階建ての億ションに行きました。そのとき、彼がマンションのコンシェルジュに、『俺は高層階に住んでるんだからもっときちんとケアをしろ』と文句を言ってたことを覚えています。 そこでオープンカーからBMWに乗り換えて有楽町のレストランに向かいました。
レストランで食事した後、彼の行きつけだというバーに行きかなりお酒を飲みました。途中、彼がトイレに立った時に店員さんに『気をつけてね、よくああやって女の子口説いてるから』と言われたんです。その時、違和感はあったものの、お酒が強い自負があったのでさほど気にしていませんでした。人生で酔い潰れたことが一度もなく、記憶がなくなったこともなかったんです。
でも、どこでどう記憶が飛んだかわからないのですが、次に気づいた時はタクシーに乗っていました。おそらく、睡眠薬を盛られたのだと思います。築地のあたりをタクシーで移動していることだけうっすらと憶えているんですが、『帰らなきゃ』と言いようにも、呂律が回らない。そのまま意識が飛びました」
Aさんの意識が再び戻ったのはベッドの上で、Aさんは下着の状態だったという。
「睡眠薬の影響なのか呂律が回らず、『助けて』と叫ぶことも動くこともできなかった。そこから意識が戻ったり、飛んだりで、体位を変えながら何度も……。気づいた時には体にはたくさんのキスマークをつけられ、全身アザまみれになっていた。最終的には中に出されました。
朝になって水を渡され、それを飲んでようやく正気に戻った。彼は海外輸入のものと思われるアフターピルを大量に持っていて、帰りにタクシー待ちをしている時に渡され、『俺の前で飲んで』と。正規のものかわからず怖かったのでそこでは飲んだフリをして、自分で病院へ行きアフターピルを処方してもらいました」
ベッドの上には常に竹沢の携帯電話が置いてあったという。Aさんは映像や写真を撮られているかもしれないという恐怖から、被害を告発できずにいた。
「写真をバラまかれるかもしれないという不安感から、1週間に1度程度、しばらく連絡は取っていました。そのうち、アスランの彼女と名乗る人から『人の彼氏に手を出しやがって殺すぞ!』とメッセージが届き、恐怖を覚えLINEをブロックしました。その後、忘れた頃に性器の写真をFacebookのメッセンジャーで送りつけてくるようになった。気持ちが悪くてその後何があっても返信はしないでいました。
今回の報道を受けて、あれはデートレイプだったんだなと思いました。自分の他にも声に出せない人がいるはずです。彼は自分の写真を決して撮らせなかったし、LINEやFacebookのアカウントも2度以上変更していました。今回の報道を機に、これ以上被害者が出ないことを祈るばかりです」
引き続き、捜査の状況を見守りたい。