元衆院議員の金子恵美氏が17日、日本テレビ系「ウェークアップ」に出演。賛否が二分している安倍晋三元首相の国葬について、「今回の反省材料」を指摘した。
番組では、エリザベス女王の葬儀が国葬として営まれる英国を特集。キャスターを務める弁護士の野村修也氏が、「今回の国葬については、外交上は元首でありながら、行政のトップは内閣総理大臣で元首の機能の一部を担い、天皇は象徴で国政に関与しないという“二重性”が、事態の議論を難しくしているのではないか」と問いかけ。
それに対して金子氏は、「今回の国葬儀に関しては内閣設置法にもとづく国の儀式であって、天皇の国事行為である国葬とは違うと言っている」と確認した。
その上で、「国王以外を国葬にする場合は議会の同意を必要とする」としている英国を参考にするならば、「民主主義国家の決定プロセスとしては、やはり議会にかけるプロセスを経ていた方が、国民のみなさんに理解を得られたのではないかというのが今回の反省材料」と話した。