一人暮らしをしていると、信じられない事件が発生することがある。岩手県の30代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/500万円)は、
「おじさんが深夜に全力を尽くしてドアをぶち破ろうと暴れる姿はもう恐怖しかなかったです」
と衝撃的なエピソードを綴った。(文:草茅葉菜)
※キャリコネニュースでは「一人暮らしのハプニング」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/UK94UKHK
女性がアパートで一人暮らしをしていた頃、深夜に一人で寝ていると、何か鈍い衝撃音が何度か聞こえて部屋に揺れを感じたという。アパートが公園のそばだったため、小中学生のサッカーやバスケットのボールが壁に当たって同じような音がすることはあったが、今は深夜2時過ぎ。「なんとも言えない恐怖」を感じた女性は、「万一の時逃げなきゃ」と思い、玄関の様子を見に行くことにした。「ドアスコープから外を覗くと…男の人がドアの前に倒れていました。誰かが押し入ろうとしている??何か傷害事件が同じアパートで??とさらに増す恐怖」倒れている人の顔を確認すると、「お隣の部屋に住むおじさん」だったという。玄関ドアに近いトイレの窓とキッチンの窓から、外に他に人がいないのを確認して、外に出たという女性。「襲われたのでなければ、急病かもしれない」という優しさ故の行動だった。おじさんはすごくお酒臭かった。「大丈夫ですか?」と話しかけると、うめき声交じりに何か言っていたが聞き取れなかった。かろうじて意識はあり、ケガをしているようではなかったため、そのまま自室に戻った。しかし…「5分とたたず、再び鈍い衝撃音が。ついでに部屋の揺れがさっきより大きく、震度3~4くらいの振動に。もう一度ドアスコープを覗くと、そこには自分の部屋のドアに繰り返し体当たりしたり、ドアノブを壊そうと激しくガチャガチャするおじさんの姿が」「もう恐怖しかなかったです」しばらく様子を見ていると、ひとしきり体当たりして疲れたのか、今度はそのまま立ちション。そしてまた寝始めたおじさん。「あぁ…酔っぱらって鍵をなくして入れないのか…ついでにトイレにも入れず…と」 と、おじさんの置かれた状況をうっすら推測して納得しつつも、「いかんせん深夜に女一人、地鳴りのような音と地震のような振動、さらに自分の部屋の前におしっこまでされちゃたまらん」ということで、意を決して近くの交番に電話した女性。なんとかおじさんを起こしてなだめ、鍵を探してもらったという。結局、警察が帰ったのは早朝5時前だったというが、女性はおじさんに関してこのように語る。「隣のおじさん、親切で感じの良い人なんです。おじさんも同じく一人暮らしでしたが、隣に女一人で住んでいても安心するくらい。でも、とにかく見た目がいかついんです。どこかのスポーツチームの指導?コーチ?をしているようで、角刈りで真っ黒に日焼けして、筋肉質でガタイが良い。金ネックレスが似合う」「そんなおじさんが深夜に全力を尽くしてドアをぶち破ろうと暴れる姿はもう恐怖しかなかったです」このように綴りつつも「本人にとってはただお家に入れなくて困っていただけなのにいきなり警察が来てびっくりしただろうなぁ」とおじさんに対して同情する心優しい女性。当のおじさんは酔っぱらっていて何も覚えていないようだが、パートナーの女性ができて引っ越していったのだという。「きっともう酔っぱらって鍵をなくしてもお家に入れないなんてことはないと思います…パートナーの女性を怒らせるほど飲み歩かない限りは(笑)」と最後までおじさんのことを思いやる、優しい女性であった。
女性がアパートで一人暮らしをしていた頃、深夜に一人で寝ていると、何か鈍い衝撃音が何度か聞こえて部屋に揺れを感じたという。
アパートが公園のそばだったため、小中学生のサッカーやバスケットのボールが壁に当たって同じような音がすることはあったが、今は深夜2時過ぎ。「なんとも言えない恐怖」を感じた女性は、「万一の時逃げなきゃ」と思い、玄関の様子を見に行くことにした。
「ドアスコープから外を覗くと…男の人がドアの前に倒れていました。誰かが押し入ろうとしている??何か傷害事件が同じアパートで??とさらに増す恐怖」
倒れている人の顔を確認すると、「お隣の部屋に住むおじさん」だったという。玄関ドアに近いトイレの窓とキッチンの窓から、外に他に人がいないのを確認して、外に出たという女性。「襲われたのでなければ、急病かもしれない」という優しさ故の行動だった。
おじさんはすごくお酒臭かった。「大丈夫ですか?」と話しかけると、うめき声交じりに何か言っていたが聞き取れなかった。かろうじて意識はあり、ケガをしているようではなかったため、そのまま自室に戻った。しかし…
「5分とたたず、再び鈍い衝撃音が。ついでに部屋の揺れがさっきより大きく、震度3~4くらいの振動に。もう一度ドアスコープを覗くと、そこには自分の部屋のドアに繰り返し体当たりしたり、ドアノブを壊そうと激しくガチャガチャするおじさんの姿が」
しばらく様子を見ていると、ひとしきり体当たりして疲れたのか、今度はそのまま立ちション。そしてまた寝始めたおじさん。
「あぁ…酔っぱらって鍵をなくして入れないのか…ついでにトイレにも入れず…と」
と、おじさんの置かれた状況をうっすら推測して納得しつつも、
「いかんせん深夜に女一人、地鳴りのような音と地震のような振動、さらに自分の部屋の前におしっこまでされちゃたまらん」
ということで、意を決して近くの交番に電話した女性。なんとかおじさんを起こしてなだめ、鍵を探してもらったという。
結局、警察が帰ったのは早朝5時前だったというが、女性はおじさんに関してこのように語る。
「隣のおじさん、親切で感じの良い人なんです。おじさんも同じく一人暮らしでしたが、隣に女一人で住んでいても安心するくらい。でも、とにかく見た目がいかついんです。どこかのスポーツチームの指導?コーチ?をしているようで、角刈りで真っ黒に日焼けして、筋肉質でガタイが良い。金ネックレスが似合う」
「そんなおじさんが深夜に全力を尽くしてドアをぶち破ろうと暴れる姿はもう恐怖しかなかったです」
このように綴りつつも「本人にとってはただお家に入れなくて困っていただけなのにいきなり警察が来てびっくりしただろうなぁ」とおじさんに対して同情する心優しい女性。
当のおじさんは酔っぱらっていて何も覚えていないようだが、パートナーの女性ができて引っ越していったのだという。
「きっともう酔っぱらって鍵をなくしてもお家に入れないなんてことはないと思います…パートナーの女性を怒らせるほど飲み歩かない限りは(笑)」
と最後までおじさんのことを思いやる、優しい女性であった。