18日夕方、金沢市内で、市議選立候補者の運動員が男に腹を蹴られる被害を受けました。警察は男を公職選挙法違反の疑いでその場で逮捕しました。
逮捕されたのは、金沢市西金沢新町の職業不詳・町亮介容疑者(48)です。警察によりますと、町容疑者は、きのう午後5時50分ごろ、金沢市八日市出町の交差点で、今月23日投開票の金沢市議選に立候補している男性の選挙活動に参加していた、40代の男性運動員の胸を自分の胸で押して暴行を加えた疑いがもたれています。
町容疑者は酒に酔った状態だったということで、調べに対し、「胸で押す行為はしていない」と容疑を否認しています。
また、候補者の男性にによりますと、町容疑者は「うるさい」と叫びながら、22歳の女性運動員に向かって来たということで、警察に通報しようとしたところ、男が赤信号を渡って逃げようとしたため、男性運動員が4人がかりで男を取り押さえました。その際、48歳の男性が足で腹を蹴られていたということです。
候補者の男性は「男は酔っぱらっていたので、本当に何を言っているか分からなかったが『うるせえ』というのだけは聞き取れた。上からスタッフ4人で暴れるのを抑えていた」と話しました。
当時、現場には候補者の男性と運動員ら10人がいましたが、いずれもけがはなく、警察が詳しいいきさつを調べています。