新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種が、きょうから、全国で始まった。
このワクチンは、コロナの従来型とオミクロン株「BA.1」の成分を組み合わたもので、現在、流行の主体となっている「BA.5」にも一定の効果が期待されている。まずは、60歳以上や医療従事者などが接種の対象。
来月半ばをメドに、2回目までの接種を終えた12歳以上の全ての人に拡大される。希望者への年内の接種完了を目指すという。
東京・港区の会場では、午前9時半ごろから、オミクロン株対応ワクチンの接種が始まった。接種を終えた男性は、取材に対して、「今は、オミクロン株が流行っていて、オミクロン株対応のワクチンを打つことは良いことだと思い、真っ先に申し込んだ。これからは風邪と同じようになるので、自分が防御しないと、自分にうつって、他人にうつすことになる。それだけは、注意したいと思っている」と話した。(画像は、港区の接種会場の様子・午前9時半ごろ)