女子中学生の仲良し4人組が認知症で帰り道が分からなくなってしまった80代の男性を助けたとして、警察から感謝状が贈られました。
感謝状を贈られたのは、千葉県松戸市立栗ケ沢中学校2年の伊賀沙也佳さん、北島優衣さん、佐藤芽依さん、花崎亜実さんの4人です。4人は小学校からの同級生で、放課後よく一緒に帰宅するほど仲が良いといいます。
そんな4人が“事件”に遭遇したのは先月13日の午後5時半前。日が落ち、日中の暖かさがうそのように冷え込み始めた頃でした。
部活動を終え帰路についた4人は、学校近くにある大きな地図の前に佇む高齢の男性(80代)に声をかけられました。「小学校に行きたい」。そう声をかけられたものの、会話をするうちに、どこに行きたいのか男性自身も分かっていない様子だと感じたといいます。
4人が自宅の目印となるものを聞いても思い浮かぶものはなく、「一緒に歩いたら家が見つかるかもしれない」と考え、男性と共に歩き始めました。およそ30分間、男性と共に歩きましたが、自宅につながる手がかりはなく、近くの警察署に相談することにしました。
警察署が家族に連絡すると、「男性を探していた」という返事が返ってきました。男性は認知症を患っていて、これまでも時々、1人で出かけて帰り道が分からなくなってしまうことがあったといいます。男性にけがはなく、家族とともに無事に帰ることができました。
この日の最低気温は3度。警察は「事件や事故に巻き込まれる可能性もあった。命を救う行動だった」として、感謝状を贈りました。
4人は取材に応じ、花崎亜実さんは「警察署に着いた時は安心した」、伊賀沙也佳さんは「今回の経験を活かして、いろんな人を助けたい」と笑顔で話しました。