任期満了に伴う大阪府吹田市長選は、無所属現職の後藤圭二氏(65)=自民、立民推薦=が、大阪維新の会新人で元市議、馬場慶次郎氏(45)、無所属新人で元市議、上垣優子氏(69)=共産推薦=を破って3選を決めた。
後藤氏は、お笑いコンビ「ジャルジャル」の淳平さん(39)の父。2期8年の任期中に市内人口が全国トップクラスの増加率を残した実績を強調。市内をくまなく回って「吹田市はまだまだ発展する余地がある。さらに選ばれる街にしていく」などと訴えて幅広い支持を集め、他候補を引き離した。
馬場氏は152項目の公約を掲げて「子育て日本一のまちを目指す」と訴え、維新幹部らが次々に応援に駆けつけるなどテコ入れを図ったが及ばなかった。上垣氏は「女性市長誕生を」などと呼びかけ、教育や医療、子育て、福祉など「市民の声が届く政治」を掲げたが届かなった。