新型コロナの持続化給付金100万円を国からだまし取ったとして、詐欺グループの男ら3人が逮捕されました。被害総額は1億円にのぼるとみられています。
詐欺の疑いで逮捕された小林伸吾容疑者(45)ら3人は、おととし7月、勧誘役などの男女4人と共謀し、30代の男性を新型コロナで収入が減った個人事業主と偽り、持続化給付金100万円を国からだまし取った疑いがもたれています。
警察によりますと、小林容疑者らはSNSで給付金の申請者を募っていて、だまし取った給付金のうち40万円を手数料として受け取っていたということです。
小林容疑者は取り調べに対し「答えたくありません」と容疑を否認していますが、警察は小林容疑者らがおよそ100件の不正受給に関わり、被害総額は1億円にのぼるとみて調べています。
逮捕された小林容疑者は、厚木市の小林常良市長の次男で、小林市長はきょう臨時の記者会見をしました。
厚木市小林常良市長「私の次男であります。市民の皆様をはじめ多くの関係者のみなさんに大変なご迷惑とご心配をおかけしたことを心からお詫びを申し上げます」
小林市長は自身の責任について問われると、「父親としての責任はあると思う」と述べ、逮捕された次男に「自分のやったことを早く明確に話してほしい」と呼びかけました。