大阪市北区角田町の阪急百貨店梅田本店のトイレでスプレーのようなものが噴射された事件で、大阪府警に傷害容疑で逮捕された同市阿倍野区丸山通のアルバイト、山岸操容疑者(33)が逮捕当初、「トイレの順番を抜かされたのでスプレーをまいた」という趣旨の供述をしていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。
一方、山岸容疑者にスプレーのようなものをかけられた女性(85)は順番を抜かしてはいないと明確に否定しており、府警が経緯を慎重に調べている。
事件は14日昼過ぎに発生。同店9階の女性トイレで山岸容疑者が個室から出てきた女性にスプレーのようなものを噴射した。女性を含め、目やのどの痛みを訴えた14人が搬送された。