鹿児島中央駅内の男性トイレで8日朝、天井の一部が落下しているのが見つかりました。JR九州はすべての駅を緊急点検する方針です。
JR九州によりますと8日午前9時半ごろ、鹿児島中央駅の九州新幹線改札内にある男性トイレで、天井の一部が落下しているのをJRの社員が見つけました。
およそ2.4メートルの高さから落下した天井は縦45センチ、横30センチ、厚さ1センチの石こう素材で、重さはおよそ2.3キロあったということです。落下によるけが人や列車の遅延はありませんでした。雨を含んだ天井が重さに耐えられずに落下した可能性が高いということです。
落下からおよそ10時間後の公表となったことについて、JR九州は「原因を調査し、判明したのが今の時間だった」とした上で「原因は雨漏りとみられる」としています。
JR九州は8日以降、同じ石こう素材を使っている全ての駅の施設を緊急点検する方針です。
今月1日には宮崎市の日南線・木花駅でも雨漏りが原因で天井の一部が落下する事案が発生していたということで、JR九州は「原因究明と再発防止に努めてまいります」とコメントを発表しています。
(2023/06/08 20:52)