山形県は13日、職場内でセクハラ行為を繰り返した40歳代の男性主査級職員を停職20日、上司に暴行するなどした50歳代の男性主査級職員を停職8か月とするなど、計3人を懲戒処分にしたと発表した。
県人事課の発表によると、40歳代の男性職員は2020~22年度、同じ課に所属する部下の女性職員5人に、手で肩に触れるなど不必要に体に触る行為を繰り返した。今年5月頃、被害に遭った女性職員1人からの申告で発覚した。管理監督責任を問い、男性職員の上司にあたる、いずれも50歳代の部長級、次長級、課長級の職員計4人を文書訓告や厳重注意とした。
50歳代の男性職員は庄内総合支庁に所属し、9月12日から無断欠勤していたが、同月、出勤した際、事情を聞こうとする上司の頭をプラスチックのファイルでたたき、暴言を吐いた。
このほか、健康福祉部の出先機関に所属する40歳代の女性医療職員を戒告の懲戒処分とした。この職員は21年10月、私用で自家用車を運転中、山形市内の交差点手前の停止位置で一時停止をせずに進み、別の車に衝突。相手運転者に左手の骨を折る全治6週間の重傷を負わせ、運転免許停止や罰金の処分を受けていた。