多くの人は、何かに向かって努力している人に好印象を持ちます。ときには応援したくもなりますし、そういう人と結婚したいと考える方は多いようです。
昨今は、「個の時代」と言われるように、個人個人が生きていくために努力をしなければいけない時代です。会社員人生の中で一度は転職をする人は6割(全国就業実態パネル調査2017より)ほど。どんな会社でも評価されるようなスキルや仕事力が必要となってきているのかもしれません。
常に先を見据え、努力をする人は当然魅力的です。
…しかし、努力家に「見える」ことと結婚相手・パートナーとして良いこととは必ずしも一致しません。努力家であるがゆえに、人間関係が悪化したり破綻したりすることがあるのも一つの事実です。
そこで今回は、まさにその努力家の相手に惹かれ結婚したが、ある意味「努力家」であることが原因で離婚に至った夫婦の事例をご紹介します。ぜひ最後までお読み頂き、一つの教訓として受け取って頂ければ幸いです。
(個人の特定を防ぐため、内容は一部脚色しています)
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料理教室で出会った年収1000万円男性片岡愛美さん(30歳、仮名、[以下同])は、都内の中堅企業でSEとして働く年収500万円の女性です。普段は仕事に励みつつも適度にプライベートも謳歌していた彼女ですが、30歳を迎え、周囲の女性が結婚していく中で、少しずつ真剣に結婚を考えるようになりました。彼女は、手始めに婚活パーティに参加したり婚活アプリを試してみたりしましたが、自分より年収の低い人も多く、しっくりくる出会いがありませんでした。そこで彼女は気分転換も兼ねて、婚活のやり方を少し変えることにしました。自然な出会いのほうが自分と向いていると思い、料理教室に参加したのです。そこである男性と出会います。お相手は、大手企業で営業として勤める年収1000万円の男性、木村悠馬さん(32歳)。勤め先や年収を考えると簡単にモテそうな男性でしたが、なんと彼も同じく婚活パーティや婚活アプリでは良い出会いがなく、同じ料理教室に参加したといいます。年収などもさることながら、自然体で話す彼の人となりに愛美さんは好感を持ちます。その後、仲が深まり交際することになりました。 女性経験が少ない、真面目な彼氏何度かデートを重ねたところ、愛美さんには彼が婚活に苦戦していた理由が分かりました。どうやら彼は今まで仕事一筋で生きてきて、女性と付き合った経験がほとんどなく、女性に不慣れだったのです。仕事一筋でストイックに生きてきたからこそ、彼は交際する相手にも仕事熱心であることを求めていたそうです。しかし婚活パーティなどで出会う女性の多くは男性側に経済的余裕を求めていて、仕事熱心とは言いがたく、それで今まで婚活が上手くいかなかったようでした。Photo by iStockそこで愛美さんは、自分は今の仕事が好きで、結婚しても仕事はずっと続けたいということを悠馬さんに伝えました。すると彼は、分かりやすく今まで以上に好意を向けてくれたといいます。そして愛美さんも、仕事にストイックで頼りがいのある悠馬さんを一層好きになり、早い段階で結婚前提の交際をすることになりました。普段から、空いた時間に本を読み、休日でもキャリアのためにと勉強に励んでいる悠馬さんをみて、愛美さんはこれなら浮気の心配もなさそうだと思えたそうです。そして出会って一年後、彼は「結婚して下さい」とプロポーズしてくれました。愛美さんは喜んでOKを出し、大手企業勤務で年収1000万円のハイスぺ男性、悠馬さんと結ばれました。このように悠馬さんと結婚した愛美さんなのですが…実際に共同生活を始めてみると、彼女が思い描いていた結婚生活とは大きくかけ離れていたのです。Photo by iStock 交際中はあまりみえなかった、悠馬さんとの「ストイックな生活」を痛感したのです。彼は平日休日を問わず、家にいるとき暇さえあれば資格の勉強や読書に時間を費やして、二人でくつろぐ時間が全くなかったそうです。家やスキマ時間で勉強していると聞いてはいたものの、受験生のようにここまでストイックだとは思わなかったといいます。そして、そのストイックさがエスカレートしていき、二人の関係は崩れていきます。続きは後編「スキマ時間も一緒に勉強しない?」…年収1000万のハイスぺ男性との結婚生活に「絶望」したワケでお伝えします。
片岡愛美さん(30歳、仮名、[以下同])は、都内の中堅企業でSEとして働く年収500万円の女性です。普段は仕事に励みつつも適度にプライベートも謳歌していた彼女ですが、30歳を迎え、周囲の女性が結婚していく中で、少しずつ真剣に結婚を考えるようになりました。
彼女は、手始めに婚活パーティに参加したり婚活アプリを試してみたりしましたが、自分より年収の低い人も多く、しっくりくる出会いがありませんでした。そこで彼女は気分転換も兼ねて、婚活のやり方を少し変えることにしました。
自然な出会いのほうが自分と向いていると思い、料理教室に参加したのです。そこである男性と出会います。
お相手は、大手企業で営業として勤める年収1000万円の男性、木村悠馬さん(32歳)。勤め先や年収を考えると簡単にモテそうな男性でしたが、なんと彼も同じく婚活パーティや婚活アプリでは良い出会いがなく、同じ料理教室に参加したといいます。
年収などもさることながら、自然体で話す彼の人となりに愛美さんは好感を持ちます。その後、仲が深まり交際することになりました。
女性経験が少ない、真面目な彼氏何度かデートを重ねたところ、愛美さんには彼が婚活に苦戦していた理由が分かりました。どうやら彼は今まで仕事一筋で生きてきて、女性と付き合った経験がほとんどなく、女性に不慣れだったのです。仕事一筋でストイックに生きてきたからこそ、彼は交際する相手にも仕事熱心であることを求めていたそうです。しかし婚活パーティなどで出会う女性の多くは男性側に経済的余裕を求めていて、仕事熱心とは言いがたく、それで今まで婚活が上手くいかなかったようでした。Photo by iStockそこで愛美さんは、自分は今の仕事が好きで、結婚しても仕事はずっと続けたいということを悠馬さんに伝えました。すると彼は、分かりやすく今まで以上に好意を向けてくれたといいます。そして愛美さんも、仕事にストイックで頼りがいのある悠馬さんを一層好きになり、早い段階で結婚前提の交際をすることになりました。普段から、空いた時間に本を読み、休日でもキャリアのためにと勉強に励んでいる悠馬さんをみて、愛美さんはこれなら浮気の心配もなさそうだと思えたそうです。そして出会って一年後、彼は「結婚して下さい」とプロポーズしてくれました。愛美さんは喜んでOKを出し、大手企業勤務で年収1000万円のハイスぺ男性、悠馬さんと結ばれました。このように悠馬さんと結婚した愛美さんなのですが…実際に共同生活を始めてみると、彼女が思い描いていた結婚生活とは大きくかけ離れていたのです。Photo by iStock 交際中はあまりみえなかった、悠馬さんとの「ストイックな生活」を痛感したのです。彼は平日休日を問わず、家にいるとき暇さえあれば資格の勉強や読書に時間を費やして、二人でくつろぐ時間が全くなかったそうです。家やスキマ時間で勉強していると聞いてはいたものの、受験生のようにここまでストイックだとは思わなかったといいます。そして、そのストイックさがエスカレートしていき、二人の関係は崩れていきます。続きは後編「スキマ時間も一緒に勉強しない?」…年収1000万のハイスぺ男性との結婚生活に「絶望」したワケでお伝えします。
何度かデートを重ねたところ、愛美さんには彼が婚活に苦戦していた理由が分かりました。
どうやら彼は今まで仕事一筋で生きてきて、女性と付き合った経験がほとんどなく、女性に不慣れだったのです。
仕事一筋でストイックに生きてきたからこそ、彼は交際する相手にも仕事熱心であることを求めていたそうです。しかし婚活パーティなどで出会う女性の多くは男性側に経済的余裕を求めていて、仕事熱心とは言いがたく、それで今まで婚活が上手くいかなかったようでした。
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そこで愛美さんは、自分は今の仕事が好きで、結婚しても仕事はずっと続けたいということを悠馬さんに伝えました。すると彼は、分かりやすく今まで以上に好意を向けてくれたといいます。
そして愛美さんも、仕事にストイックで頼りがいのある悠馬さんを一層好きになり、早い段階で結婚前提の交際をすることになりました。
普段から、空いた時間に本を読み、休日でもキャリアのためにと勉強に励んでいる悠馬さんをみて、愛美さんはこれなら浮気の心配もなさそうだと思えたそうです。
そして出会って一年後、彼は「結婚して下さい」とプロポーズしてくれました。愛美さんは喜んでOKを出し、大手企業勤務で年収1000万円のハイスぺ男性、悠馬さんと結ばれました。
このように悠馬さんと結婚した愛美さんなのですが…実際に共同生活を始めてみると、彼女が思い描いていた結婚生活とは大きくかけ離れていたのです。
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交際中はあまりみえなかった、悠馬さんとの「ストイックな生活」を痛感したのです。彼は平日休日を問わず、家にいるとき暇さえあれば資格の勉強や読書に時間を費やして、二人でくつろぐ時間が全くなかったそうです。家やスキマ時間で勉強していると聞いてはいたものの、受験生のようにここまでストイックだとは思わなかったといいます。そして、そのストイックさがエスカレートしていき、二人の関係は崩れていきます。続きは後編「スキマ時間も一緒に勉強しない?」…年収1000万のハイスぺ男性との結婚生活に「絶望」したワケでお伝えします。
交際中はあまりみえなかった、悠馬さんとの「ストイックな生活」を痛感したのです。
彼は平日休日を問わず、家にいるとき暇さえあれば資格の勉強や読書に時間を費やして、二人でくつろぐ時間が全くなかったそうです。
家やスキマ時間で勉強していると聞いてはいたものの、受験生のようにここまでストイックだとは思わなかったといいます。
そして、そのストイックさがエスカレートしていき、二人の関係は崩れていきます。
続きは後編「スキマ時間も一緒に勉強しない?」…年収1000万のハイスぺ男性との結婚生活に「絶望」したワケでお伝えします。