神戸市保健所が、兵庫県内でラーメン店を運営する「もっこすフーズ」(神戸市灘区)に対し、工場での製造過程に不衛生な点があったとして、食品衛生法に基づく行政指導を行っていたことがわかった。
市によると、今年3月、同社に関して「工場と数店舗が不衛生だ」との外部からの通報が市保健所にあった。これを受け、同月、市保健所が麺やスープなどの製造工場の立ち入り検査を実施。▽工場の壁の汚れ▽防虫用の網戸の未設置▽食材を入れた容器を床に直接置く――などの違反を確認し、改善を求める行政指導を行った。
今月には一部店舗で改善確認の調査を行うなど、現在も「監視指導」を続けている。今のところ、健康被害は確認されていないという。
同社はホームページで、「保健所の確認を受けながら改善を進めております」などとし、謝罪した。