元行員による現金などの窃盗事件を受け、三菱UFJ銀行は貸金庫のルールを改定し、現金の保管を禁止すると発表しました。
この事件は、三菱UFJ銀行の元行員がスペアキーを使って客の貸金庫から17億円相当にのぼるとみられる現金や金塊などを盗んだものです。
みずほ銀行などでも行員による窃盗事案が相次いで発覚したことから、全国銀行協会はきのう、貸金庫の規定の参考となる「ひな型」を改定しました。
これを受けて三菱UFJ銀行が新規定を公表したもので、現金の保管を禁止するほか、現金を入れていないという申告書を客に求めるということです。
改定は来年2月ですが、▼すでに新たな客には現金を預けないよう案内していて、▼既存の客にも来店時などに現金の取り出しを呼びかけるとしています。