メーテル像のマスクなくなる…記念ロゴ入り、針金で固定していたが

三重県伊賀市の伊賀鉄道上野市駅前にある「銀河鉄道999」の人気キャラクター、メーテルのブロンズ像の口元を覆っていたマスクがなくなり、市が伊賀署に被害届を出した。
提出は2日付。同署が窃盗事件として捜査している。
メーテル像は主人公の星野鉄郎の像とともに、近鉄が1998年に同市ゆめが丘に設置し、2013年に現在地に移された。伊賀線には銀河鉄道999の原作者、漫画家松本零士さんがデザインした忍者列車が走っている。
市は20年5月、新型コロナウイルスが流行する中、市民らに感染予防を呼びかけようと、2体にマスクを装着。メーテル像のマスクは今年7月、伊賀線の全線開通100周年記念ロゴ入りに新調していた。
市によると、10月中旬、市職員がマスクがないことに気づいた。風で飛ばされないよう針金で固定していたといい、「人為的に外され、持ち去られたのは間違いない。返してほしい」としている。