家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる10月の全国の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が去年より3.6%上昇しました。およそ40年ぶりの歴史的な上昇幅です。
総務省が発表した10月の全国の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた指数が103.4となり、去年10月より3.6%上昇しました。オイルショックの影響が残る1982年2月以来、40年8か月ぶりの歴史的な上昇幅です。今年4月に2%を突破してからわずか半年で3.6%を超える急激な物価上昇となりました。
原油価格高騰の影響で、▼都市ガス代金が26.8%、▼電気代が20.9%上昇するなどエネルギー価格の上昇が続きました。
また、原材料高や急速な円安などの影響で、食用油や食パン、からあげなど生鮮食品を除く食料が5.9%上昇したほか、ルームエアコンなどの家庭用耐久財が11.8%、携帯電話機が16.5%上昇しました。
一方、宿泊料は10月に開始した政府の観光支援策「全国旅行支援」の影響で10.0%下落しました。