寺田総務大臣は去年の衆院選の際に、自身が支出したと報告した選挙費用の一部が第三者の後援会の口座から支出され、公職選挙法違反の疑いがもたれていることについて、「疑惑でもなんでもない」と強調しました。
寺田総務大臣をめぐっては、去年の衆院選の際に自身が支出したと報告した選挙費用の一部が、第三者である後援会の口座から支出されていたことが、公職選挙法違反ではないかとの疑惑が浮上しています。
寺田稔総務大臣「これまず疑惑でも何でもございません。皆さんからですね、非常に激励をいただき『説明して感心しました』という声しか私は聞いておりません」
寺田大臣はこのように述べ、疑惑はあたらないと強調しました。
また、野党のみならず、自民党内からも辞任論があがっているとの一部報道について、「直接そうした声を耳にしていない」とし、「引き続き職責を果たす中で、岸田内閣を支えていきたい」と辞任を否定しました。
立憲民主党泉健太代表「『説明に感心した』という…(Q.そのような声しか聞いていないと)相当ずれておられるんじゃないでしょうかね」
一方、寺田大臣のこうした発言を受け、立憲民主党の泉代表はこのように述べ、寺田大臣を批判しました。
また、泉代表は寺田大臣について、「公選法を所管をするその大元の大臣が自身の団体で様々な疑惑に満ちあふれている状態では、大臣の任務を遂行することができない」と指摘し、「来週の予算委員会が始まるまでに岸田総理は決断すべき」として、寺田大臣の早期更迭を要求しました。