夫に「しよう」と気持ちを伝えても、拒否するわけでもなく、その気持ちごと無いものとして扱われたというポメさん(@choco_nana_mam)。自身のインスタグラムで当時のエピソードを漫画投稿している。「今日はするのか、今週末こそはどうなのかと、自分ばかりが期待していることに心が疲弊し、虚しさを感じていたという。夫婦の関係性をどのように保っていたのか?
【漫画】「したい」と言葉にするのが怖い…秒で寝る夫の横で悲しみに暮れる妻■ないがしろにされた妻の気持ち「”今日はごめんね”の一言も私には惜しい?」

夫に「しよう」と気持ちを伝えにいった時のことが漫画に描かれているが、夫の対応はポメさんの気持ちに気づきながらも、はぐらかすようにその場を去ってしまうというものだった。「レス状態になっていた時は『もう私には興味がないんだな』という気持ちでいっぱいでした。毎週末、期待するのも徐々に疲れてしまって…自分と夫との温度差に悲しさもあり、怒りもあり…色々な感情が当時は渦巻いてました」。 ポメさんが傷ついたのは「妻の気持ちに気づいているのに無視をした」という夫の対応だった。「行為ができない事よりも、私の気持ちを無視して感情に蓋をされた事や、『今日はごめんね』の一言も私には惜しいのかな? と思えて辛かったんです」。 ポメさんは20代で結婚と離婚を経験し、30代で現在の旦那さんと再婚。過去にトラウマがあり、自分の気持ちを打ち明けるのに怖さを感じることもあったという。もちろん「したい」とはっきり言葉にするのも、相当の覚悟が必要だった。「”重い”や”怖い”と言われるのに恥ずかしさがありました。でもそれは、きっと私の愛情の伝え方が間違っていると過去に指摘されたことにあると思います。親からあまり愛情を感じられずに育った身なので、その愛情表現の仕方は違うと言われて、生い立ちや私自身を否定された気がして、『私は皆と違うんだ、恥ずかしい!』という思考になっていたのかなと今振り返ってみて思います」 だからこそ、夫と対話するときは「そんなに考えてくれているの?」と驚かれることも。「私が我慢することやニュアンスで伝えてしまうことがあり、そこを理解してくれる優しい言葉が漫画の反響として多かったのですが、男性からのコメントでは『男性はニュアンスで伝えられても伝わらない』というものもあり、『なるほど!』となりました。これからも夫と仲良くやっていくには自分の考えをちゃんと伝えなくてはいけないんだなと。それでも、はっきり言いすぎると鬼嫁になりかねないので…日々勉強ですね」■「離れることで楽になってほしかった」別居生活で感じたこと 16歳差の夫と夫婦別居している望月ゆたさん(@mochizukiyuta)は、なぜ夫と別々の暮らしを選んだのか経緯を漫画に描いている。夫に別居を切り出された時はとてつもない寂しさを味わうのではと思ったが、「逆に1人の時間を持てるようになってよかった」と予想し得なかった感情が生まれたという。別居を通して夫婦の形をどうとらえるようになったのか。望月さんが辿り着いた“理想の夫婦関係のあり方”について話を聞いた。 夫からの別居の話は何の前触れもなく、突然打ち明けられた衝撃が大きかったという。別居したい理由は、一緒に住んで毎日一緒にいるよりも、結婚する前のように別々に住んでたまにデートをするほうが、一緒の時間を大切にできる。お互いを大事にすることができるというものだった。「しかし、日をあけて何度か聞き直すと、聞くたびに理由が変わっていたので…コロナが流行っているから別々に住んだほうが仕事に支障が出ないとか、お互いの自立のためなど。真相はいまだにわかっていません(笑)」 望月さんが別居を選択することによって、前向きに考えていたのは「夫の心や生活が平穏になればいいな」ということだった。「きっと私に対して何かしらの不満があって別居を切り出したと思うので、離れることによって楽になってほしかったです。そして、別居生活をするなかで、夫が私と別居をしたいと思った原因や私の悪い部分について考え、2人がこれからも一緒に歩んでいける方法や距離感を見つけたいと考えました」 周囲にその事実を告げると、「離婚したほうがいい」「仲が悪いの?」「やめたほうがいいんじゃないか」などとネガティブな印象のものが多数を占めた。逆に「いいじゃん! 他人と暮らすより1人で暮らすほうが楽だもんね~!」とあっけらかんとした反応をされると印象に残り「そんなに特別なことでもない」と感じられて楽な気持ちになることができた。 別居をしてみて望月さんが感じたのは、「意外と何も困らないな」ということ。「別居をしたら寂しくなると思っていたのですが、夫がいないならいないでほかの楽しいことを見つけることができるんだと気づきました」。 気づけば1人の時間を楽しめるようになり、夫といい距離感を保てたことが、一番のメリットだと振り返る。「私は『2人で1つ』ではなく、『夫と妻』でもなく、『大人1人と大人1人』という関係が心地良いです。夫婦とはいえ他人なので、助け合いつつも、お互いがきちんと自立して、自分のことは自分でできて、お互いの考えが理解できなくても干渉し合わないで、適切な距離を保ちながら共存していきたいです」
■ないがしろにされた妻の気持ち「”今日はごめんね”の一言も私には惜しい?」
夫に「しよう」と気持ちを伝えにいった時のことが漫画に描かれているが、夫の対応はポメさんの気持ちに気づきながらも、はぐらかすようにその場を去ってしまうというものだった。「レス状態になっていた時は『もう私には興味がないんだな』という気持ちでいっぱいでした。毎週末、期待するのも徐々に疲れてしまって…自分と夫との温度差に悲しさもあり、怒りもあり…色々な感情が当時は渦巻いてました」。
ポメさんが傷ついたのは「妻の気持ちに気づいているのに無視をした」という夫の対応だった。「行為ができない事よりも、私の気持ちを無視して感情に蓋をされた事や、『今日はごめんね』の一言も私には惜しいのかな? と思えて辛かったんです」。
ポメさんは20代で結婚と離婚を経験し、30代で現在の旦那さんと再婚。過去にトラウマがあり、自分の気持ちを打ち明けるのに怖さを感じることもあったという。もちろん「したい」とはっきり言葉にするのも、相当の覚悟が必要だった。
「”重い”や”怖い”と言われるのに恥ずかしさがありました。でもそれは、きっと私の愛情の伝え方が間違っていると過去に指摘されたことにあると思います。親からあまり愛情を感じられずに育った身なので、その愛情表現の仕方は違うと言われて、生い立ちや私自身を否定された気がして、『私は皆と違うんだ、恥ずかしい!』という思考になっていたのかなと今振り返ってみて思います」
だからこそ、夫と対話するときは「そんなに考えてくれているの?」と驚かれることも。
「私が我慢することやニュアンスで伝えてしまうことがあり、そこを理解してくれる優しい言葉が漫画の反響として多かったのですが、男性からのコメントでは『男性はニュアンスで伝えられても伝わらない』というものもあり、『なるほど!』となりました。これからも夫と仲良くやっていくには自分の考えをちゃんと伝えなくてはいけないんだなと。それでも、はっきり言いすぎると鬼嫁になりかねないので…日々勉強ですね」
■「離れることで楽になってほしかった」別居生活で感じたこと
16歳差の夫と夫婦別居している望月ゆたさん(@mochizukiyuta)は、なぜ夫と別々の暮らしを選んだのか経緯を漫画に描いている。夫に別居を切り出された時はとてつもない寂しさを味わうのではと思ったが、「逆に1人の時間を持てるようになってよかった」と予想し得なかった感情が生まれたという。別居を通して夫婦の形をどうとらえるようになったのか。望月さんが辿り着いた“理想の夫婦関係のあり方”について話を聞いた。
夫からの別居の話は何の前触れもなく、突然打ち明けられた衝撃が大きかったという。別居したい理由は、一緒に住んで毎日一緒にいるよりも、結婚する前のように別々に住んでたまにデートをするほうが、一緒の時間を大切にできる。お互いを大事にすることができるというものだった。
「しかし、日をあけて何度か聞き直すと、聞くたびに理由が変わっていたので…コロナが流行っているから別々に住んだほうが仕事に支障が出ないとか、お互いの自立のためなど。真相はいまだにわかっていません(笑)」
望月さんが別居を選択することによって、前向きに考えていたのは「夫の心や生活が平穏になればいいな」ということだった。「きっと私に対して何かしらの不満があって別居を切り出したと思うので、離れることによって楽になってほしかったです。そして、別居生活をするなかで、夫が私と別居をしたいと思った原因や私の悪い部分について考え、2人がこれからも一緒に歩んでいける方法や距離感を見つけたいと考えました」
周囲にその事実を告げると、「離婚したほうがいい」「仲が悪いの?」「やめたほうがいいんじゃないか」などとネガティブな印象のものが多数を占めた。逆に「いいじゃん! 他人と暮らすより1人で暮らすほうが楽だもんね~!」とあっけらかんとした反応をされると印象に残り「そんなに特別なことでもない」と感じられて楽な気持ちになることができた。
別居をしてみて望月さんが感じたのは、「意外と何も困らないな」ということ。「別居をしたら寂しくなると思っていたのですが、夫がいないならいないでほかの楽しいことを見つけることができるんだと気づきました」。
気づけば1人の時間を楽しめるようになり、夫といい距離感を保てたことが、一番のメリットだと振り返る。