園児への暴行の疑いで保育教諭が書類送検された富山市の認定子ども園。保護者説明会で「現場任せだった」と発言した園長に厳しい批判が相次いだことが、JNNの入手した音声で明らかになりました。
20代の女性保育教諭2人が園児に対する暴行の疑いで書類送検された富山市の認定子ども園・本郷町保育園。
おとといの保護者説明会で、風間宣夫園長が保護者らに謝罪し、今回の問題の原因についてこう説明しました。
風間園長「いつしか保育のことは現場任せになってしまい、その実態を把握するということを怠りました。園長としての務めをまったく果たせていなかった自らの責任であると痛感しております」
この説明に対し、保護者からは憤りの声が相次ぎました。
保護者「保育園児の虐待ってかなり大きな問題だと思うんですけど、あなたにとって子どもというのは、ほったらかしにして他の仕事をしないといけないほど軽いものなんですか」
風間園長「そのように言われても仕方のない、本当に対応が遅くなってしまった私の至らなさ、心からお詫びいたします」
被害に遭った1歳児の保護者は…
被害園児の父親「形だけの謝罪というふうに受けとっています。『他の保育士は見ていなかった』と説明されましたが、決してそんなことはないと。信用に値するものではないです」
富山市などはあす、園に特別監査に入り、職員への聞き取りなどを行う予定です。