年賀はがきの発売に合わせ、都内の小学校では年賀状に関する授業がおこなわれた(写真・共同通信)
12月12日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、年賀状マナーについての特集が放送され、Twitterでは「年賀状じまい」「年賀状マウント」がトレンド入りした。
「年賀状じまい」とは「翌年以降、年賀状を出しません。これが最後です」との旨を記して年賀状を送ること。高齢者の場合は、終活のひとつともされる。近年はSNSの普及もあり、高齢者に限らず「年賀状じまい」をする人が増えている。
SNSには、自分も「年賀状じまい」をしたい、という声が多数。
《年賀状じまい、めちゃくちゃしたい!!毎年の悩み。上司が多いからな、どうしよう》
《年賀状、子どもの頃からずっと苦痛だったから年賀状じまいとかいう素敵な概念で逃げられてスッキリ》
《年賀状じまいしたいけど…しがらみがあって勇気がない!面倒だけどもらうとうれしいものだよね。矛盾してるけど本音…》
一方、年賀状のよさもある、という意見も少なくない。
《直接連絡をとるほどではないけど、一年に一度は生存確認したい人っているんですよね。それに一年に一回でも思い出してくれるなんて嬉しいよ》
《年賀の挨拶はメール、LINEなど伝える手段があるからだと思うが、デジタル化になればなるほどアナログのハガキで新年の挨拶するほうが、わたしは温もりを感じる》
物議を醸しているのが「年賀状マウント」なる言葉だ。番組では「子供がいない相手に子供の写真」「大学名がわかる入学式の写真」「海外旅行を誇示するかのような写真」などを年賀状に使うことで、悪気はなくとも、相手に不快感を与えてしまうものだと紹介された。
SNSでは
《マウントって感じる人ってどんだけ余裕ないんだ。可愛い赤ちゃんの写真見たらほっこりするやろ…》
《年賀状マウント そこまで配慮しないといけない?人の幸せと自分の幸せを比較して 妬み嫉みが主流になる社会が怖いよ》
《いやこれ昔から言われてるけど、普通に写真つき嬉しい人も多いしそれ気にしだすと親戚・子持ち・既婚子無し・独身相手それぞれデザイン変える必要あるし逆にそういう気を使われるのを失礼と思うかもだし「そもそもマウント取ってきてムカつくと思うような奴とは縁を切る」でええのよ》
と、「気にする必要なし」という意見が大勢を占めている。
なんでもかんでも、相手の「お気持ち」を推し量る昨今の風潮に、うんざりしている人が多いようだ。