近隣世帯の苦情が続き、今年度末での廃止が決まった長野市の公園「青木島遊園地」について、荻原健司市長は12日の定例記者会見で、今後地元区長会の関係者らと意見交換を行い、これまでの経緯などを聞き取る意向を示した。
青木島遊園地が2004年に設置されて以降、近隣の1世帯から「子どもが大人数で遊ぶ声が騒がしい」といった苦情が続き、地元区長会が今年1月、維持管理を担えないことを理由に廃止要望書を出していた。
荻原市長は会見で、「政策を推進する上で、市民のすべての皆さまの声を丁寧に聞く必要があると再確認した」とした上で、「これだけ多くの関心を集めているので、私としても18年間の経緯などを直接聞きたい」と述べた。
市は、具体的な形式や日時は今後検討するとしており、意見交換により公園廃止の結論に影響が出ることはないという。