一般社団法人、日本家族計画協会が2020年に実施した「ジャパンセックスサーベイ」によると、風俗を含めた浮気・不倫の経験がある人は男性では全体の67.9%を占め、女性では全体の46.3%という結果になっています。また、現在進行形で不倫をしていると答えた人は、男性で41.1%、女性で31.4%という結果です。けっして少なくない人が浮気や不倫をしていることがうかがえます。
しかし、「みんながしていることだから大丈夫」というわけではなく、浮気や不倫が社会的に許されない行為であるのは確かです。何より浮気をされた側にとっては、「心の殺人」と言われるほど精神的につらい行為といえます。した側も、たとえ相手にバレなくても、いつその過去に苦しめられるか分かりません。
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不倫がどのような悲劇を生むか、事例を用いてご説明いたします。
(個人の特定を防ぐため、内容は一部変更しています)
年収300万円女性、20代の頃は不倫を楽しんでいた!小谷沙織さん(仮名、以下同)は、地方の大都市にある中小企業で事務員として働く年収300万円の女性です。容姿が良く、明るく愛嬌のある性格をしており、高校生の頃から恋人が途切れたことがなかったといいます。「男性の友人が昔から多かったです。高校を出て就職してからも、いろいろな男性と付き合ってきました。でも最近はイケメンで優しいといった典型的な『モテる男性』に少しずつ飽きてきたのかもしれません」(沙織さん、以下同)そう語る沙織さんは、いつしか、社会的に地位のある男性との刺激的な恋愛を求めるようになりました。彼女は24歳の時に、よく行くバーで8歳年上の男性、鈴木大河さんと出会います。「当時バーに通っていたのは、心のどこかでこういう場所でスマートに飲んでいる男性と付き合ってみたいと思っていたからです。大河さんは最初、楽しくしゃべる飲み友達みたいな人だったのですが、彼の奥さんの愚痴を聞いているうちに彼から好意を持たれてしまいました」それから彼女は、バー以外でも大河さんと頻繁に会うようになります。彼は、大手企業で働いており、年収は900万もあったそうで、デートに行く場所や会話の節々からその余裕が伝わってきたといいます。当初は奥さんがいることを知っていたので少し戸惑ったものの、彼女は彼と結婚したいわけではなかったので、肉体関係だけの関係から始めたそうです。しかし彼女はどんどん不倫にのめりこんでいったといいます。会いたいと言われるたびに舞い上がり、会社の飲み会がある日でも連絡が来たら、すぐに抜けて大河さんに会う準備をしたそうです。「自分が大人の男性から求められていると思うだけで嬉しかったです。ただ、はじめは色々な場所に連れて行ってもらっていましたが、すぐに私の家でばかり会うようになりました」Photo by iStock 友人から注意される沙織さんは、不倫バレを防ぐためとはいえ、外泊や土日の昼間にデートができないことにもやもやしていました。「なかなか相談しづらいことですが、古い友人にあったときに思い切って打ち明けました。すると、不倫していることをこっぴどく怒られて…。今なら怒ってくれたその友人の気持ちはわかりますが、当時は嫉妬しているだけにしか思えませんでした」大河さんとの不倫に熱中した数年間を過ごした沙織さんでしたが、28歳の時に心境に変化が訪れます。周囲の友人が急に結婚し始めたのです。結婚式に呼ばれるたびに、今の自分には掴むことのできない幸せな家庭を見て、気分が落ち込んでしまったといいます。堪えかねて、大河さんに「奥さんと別れることはできないか」と詰め寄っても「そのつもりはない」と返され、不倫関係を解消したそうです。彼女は結婚に向けて、新たな出会いを求め始めます。しかし、好きになる人はいつも決まって既婚者で、その後もしばらく似たような不倫を何度か繰り返すことになります。後編「42歳女性が妊娠・出産・子育て中に夫に10年間不倫され続けた「絶望的」な末路」では、不倫沼からなんとか抜け出した沙織さんがある男性と結婚しますが、その後結婚生活がどんどん崩壊していく様を詳しくお伝えします。
小谷沙織さん(仮名、以下同)は、地方の大都市にある中小企業で事務員として働く年収300万円の女性です。容姿が良く、明るく愛嬌のある性格をしており、高校生の頃から恋人が途切れたことがなかったといいます。
「男性の友人が昔から多かったです。高校を出て就職してからも、いろいろな男性と付き合ってきました。でも最近はイケメンで優しいといった典型的な『モテる男性』に少しずつ飽きてきたのかもしれません」(沙織さん、以下同)
そう語る沙織さんは、いつしか、社会的に地位のある男性との刺激的な恋愛を求めるようになりました。
彼女は24歳の時に、よく行くバーで8歳年上の男性、鈴木大河さんと出会います。
「当時バーに通っていたのは、心のどこかでこういう場所でスマートに飲んでいる男性と付き合ってみたいと思っていたからです。大河さんは最初、楽しくしゃべる飲み友達みたいな人だったのですが、彼の奥さんの愚痴を聞いているうちに彼から好意を持たれてしまいました」
それから彼女は、バー以外でも大河さんと頻繁に会うようになります。彼は、大手企業で働いており、年収は900万もあったそうで、デートに行く場所や会話の節々からその余裕が伝わってきたといいます。
当初は奥さんがいることを知っていたので少し戸惑ったものの、彼女は彼と結婚したいわけではなかったので、肉体関係だけの関係から始めたそうです。
しかし彼女はどんどん不倫にのめりこんでいったといいます。会いたいと言われるたびに舞い上がり、会社の飲み会がある日でも連絡が来たら、すぐに抜けて大河さんに会う準備をしたそうです。
「自分が大人の男性から求められていると思うだけで嬉しかったです。ただ、はじめは色々な場所に連れて行ってもらっていましたが、すぐに私の家でばかり会うようになりました」
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友人から注意される沙織さんは、不倫バレを防ぐためとはいえ、外泊や土日の昼間にデートができないことにもやもやしていました。「なかなか相談しづらいことですが、古い友人にあったときに思い切って打ち明けました。すると、不倫していることをこっぴどく怒られて…。今なら怒ってくれたその友人の気持ちはわかりますが、当時は嫉妬しているだけにしか思えませんでした」大河さんとの不倫に熱中した数年間を過ごした沙織さんでしたが、28歳の時に心境に変化が訪れます。周囲の友人が急に結婚し始めたのです。結婚式に呼ばれるたびに、今の自分には掴むことのできない幸せな家庭を見て、気分が落ち込んでしまったといいます。堪えかねて、大河さんに「奥さんと別れることはできないか」と詰め寄っても「そのつもりはない」と返され、不倫関係を解消したそうです。彼女は結婚に向けて、新たな出会いを求め始めます。しかし、好きになる人はいつも決まって既婚者で、その後もしばらく似たような不倫を何度か繰り返すことになります。後編「42歳女性が妊娠・出産・子育て中に夫に10年間不倫され続けた「絶望的」な末路」では、不倫沼からなんとか抜け出した沙織さんがある男性と結婚しますが、その後結婚生活がどんどん崩壊していく様を詳しくお伝えします。
沙織さんは、不倫バレを防ぐためとはいえ、外泊や土日の昼間にデートができないことにもやもやしていました。
「なかなか相談しづらいことですが、古い友人にあったときに思い切って打ち明けました。すると、不倫していることをこっぴどく怒られて…。今なら怒ってくれたその友人の気持ちはわかりますが、当時は嫉妬しているだけにしか思えませんでした」
大河さんとの不倫に熱中した数年間を過ごした沙織さんでしたが、28歳の時に心境に変化が訪れます。
周囲の友人が急に結婚し始めたのです。結婚式に呼ばれるたびに、今の自分には掴むことのできない幸せな家庭を見て、気分が落ち込んでしまったといいます。
堪えかねて、大河さんに「奥さんと別れることはできないか」と詰め寄っても「そのつもりはない」と返され、不倫関係を解消したそうです。
彼女は結婚に向けて、新たな出会いを求め始めます。しかし、好きになる人はいつも決まって既婚者で、その後もしばらく似たような不倫を何度か繰り返すことになります。
後編「42歳女性が妊娠・出産・子育て中に夫に10年間不倫され続けた「絶望的」な末路」では、不倫沼からなんとか抜け出した沙織さんがある男性と結婚しますが、その後結婚生活がどんどん崩壊していく様を詳しくお伝えします。