元祖ギャル系セクシー女優として知られる霜月るな(32)。デビューは2010年で、12年ものキャリアを持つベテラン女優である。芸能人との交際も度々ウワサされてきたが、先日、覚醒剤取締法違反事件の裁判中に恐喝容疑で再逮捕された田中聖容疑者(37)もその一人。逮捕の1年前、彼女が見た転落していく元ジャニーズの様子とはーー。(全2回の前編)
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【写真12枚】二人がラブラブだった頃のキス写真とLINEのやり取り初めての日、彼は布団に入って待っていた「彼には振り回されてばかりでしたが、本気で好きでした。最初は向こうも本気だったと思うんです。けど、クスリの影響もあったのでしょう、どんどん彼の生活や言動は荒んでいき、ついていけなくなって……」

田中容疑者(左)とセクシー女優の霜月るな(右) 霜月は田中容疑者(以下、呼称略)と過ごした日々をこう振り返る。出会いは2015年ごろ。当時親しくしていたセクシー女優仲間に、「紹介するよ」と田中が経営していた西麻布のバーへ連れていかれたことが始まりだった。「連絡先を交換すると、すぐに彼の方から『今度二人で会おうよ』と誘ってくれました。ただ、当時私は大阪に住んでいたんでなかなか会えなかった。顔がタイプだったんでつき合いたいのが本心だったんですが、どうせ体だけ求められて終わりかなって後ろ向きな気持ちもあって……。だから、わざと東京出張の帰り際に連絡していたんです。『今から大阪帰る』って。それに対して、彼から『なんでもっと早く連絡くれないんだ』って返してくることが続いていた」 そんな駆け引きがしばらく続いたのち、とうとう会うことになった二人。「約束の日、彼が当時住んでいた品川のマンションの住所が送られてきた時は、やっぱりそういうつもりだったんだって思いました。行ってみると、彼は準備万端の様子で布団に入って待っていて……。そのまま初めて関係を持ちました」3年後、再び始まった関係 だが、ことが終わると田中は「家族を迎えに行かないといけない」と彼女を置いて部屋を出ていってしまったという。「それから3、4時間、置いてきぼりです。いつ帰ってくるのかと思って、彼のSNSをチェックすると呑気に家族とご飯食べているところをアップしていた。頭にきて、『もう帰るね』って連絡すると、『大丈夫? 一人で帰れる?』って。もう二度と会うもんかって一人で部屋を出ました」 それから4年くらい連絡を取らない日々が続いた。だが、20年7月に突然、田中からTwitterのDMを通して〈久しぶり〉とメッセージが届く。それがきっかけで再び連絡を取るように。「あれから時間も経ったし、ちょっとは成長して丸くなっていないかと期待しちゃったんです。そして、また会うことになったんですが、前回同様、弄ばれるのは嫌でした。だから、ことが始まる前に『私、曖昧な関係は嫌だから、ちゃんと付き合ってほしい』と自分から言いました。彼は『いいよ』って」 そうして交際がスタート。この間、霜月は大阪から東京へ拠点を移していた。一方、田中は千葉県・柏市の実家住まい。逢瀬の場所はいつも柏のラブホテルだった。「外で会ったことはほとんどありません。でも、彼は顔を知られているからしょうがないとは思っていました。だいたい私が夜遅くに電車でホテルに向かって先にチェックイン。遅れて彼が車でやってきて、朝まで過ごすという感じでした。ただ、ひどい時はホテルで2~3時間も待たされるんです。当時彼はライブで全国を駆け回っており、自宅にいる時もYouTubeの動画編集などで本当に忙しそうでした」タバコを吸わないのに、トイレからライターの音が…… ようやく遅れてホテルにやってきた後も、マイペースな田中に振り回されたという。「ベッドに寝っ転がって、リズムをとりながらスマホに詩を書き始める。すごく没頭していて、延々と2時間くらい続くんです。この時間なに? 私、何をしていればいいのって感じで放置されて」 行為自体も「いつ終わるんだろうってくらいしつこくて長かった」と振り返る。 没頭は薬物中毒に見受けられる症状の一つだ。だが、霜月は当時、本人から違法薬物を摂取しているとは聞いてなかったし、一緒にやろうと誘われることもなかったという。ただし、一度怪しんだことはあった。「彼はタバコを吸わないんですが、トイレからカチャカチャってライターの音が聞こえてきたんです。私がシャワーを浴びにいこうとトイレの横を通り過ぎると、『こっち来んなよ』って慌てふためいていて……。なんかやっているなとは思いました。けど、嫌われたくなかったから深く追及はしなかった」 異常性はLINEのやり取りでも。田中は頻繁に自分の陰部画像を送りつけてくる“癖”があったというのだ。「頼んでもないのに、やたら“興奮してきた”とか一人で盛り上がって、卑猥なことをしている自撮り画像を送ってくる。プレゼントって言って、あの部分に赤いリボンを括り付けて送ってきたこともありました」ほかの女性に卑猥な画像を送りつけていた 関係がおかしくなったきっかけは、霜月がクラミジアにかかったことだった。セクシー女優は男性と交わることが仕事だが、現場に入る前に必ず性病検査を受ける。だから、うつされた相手は田中以外しか考えられなかったという。「予定していた現場がすべてキャンセルになって経済的に大きな打撃でした。でも、それよりもショックだったのが、彼が他の女性と肉体関係を持っていたこと。それでも彼のためを思って、彼の分の治療薬ももらって会いに行ったんです。で、『ほかに心当たりないんだけど、性病になっちゃった。聖は大丈夫?』と聞いたんですが、彼はすっとぼけて、『え、俺、なんにも症状出ていないんだけど』『じゃあ、飲んどくわ』って。その頃から彼のことが信じられなくなってきた」 さらに追い打ちをかけるように、霜月は田中の裏切りを友人から知らされる。自分にだけ卑猥な画像を送っていると思い込んでいたが、友人から「私にも来た。他の女性にも送りまくっている」と聞かされたのだ。「ショックすぎて呆然としました。彼のためを思っていろいろ尽くしてきたつもりだったんです。知り合いのアパレル関係の人に頼んで、田中と私でカップルモデルをする仕事を取ってきてあげたこともあったし、何よりも彼が仕事で大変そうな時は精神的な拠り所になろうと必死に支えてきました。にもかかわらず、私のことを何とも思っていなかったんだと思って。だから、自分から連絡をしないようにしました。すると、彼の方からも連絡がこなくなり……」逮捕のニュースを見て…… 音信不通が続いた後、けじめをちゃんとつけたいと思って、〈自然消滅したと思ってるんやけど、もうそれでいいよね?? あんまり会えなかったけど会えた時ゎ楽しかった〉とLINEしたが既読スルー。最後のやり取りは21年1月だった。 それから1年2カ月後の今年3月、田中は愛知県警に覚せい剤の所持容疑で逮捕されるのである。釈放後、6月には再び同容疑で再逮捕。さらに、11月29日には30代の知人女性から1万円を恐喝したとして京都府警に再逮捕された。 田中の転落ぶりをニュースで見てどう思ったか。「やっぱりクスリに溺れていたんだって思いました。ただ、世間でボロカス言われるほどの人間だったとまでは思えないんです。ジャニーズをクビになって、一人で頑張っていこうと必死にもがいている姿を近くで見ていましたから。仕事にはものすごく真剣に向き合っていたと思います」 最初の頃は心が通っていたはずだとも振り返る。「LINEにすべて残っていますが、〈会いたい〉ってしつこいくらい送ってくれたり、私、胸が開いた服を着て出歩いている写真を送ったら、〈俺のオッパイ見せるなよ〉って嫉妬してくれたり……。〈初めてぐらい夢中になってるかもね〉とも言ってくれた。そんな彼の言葉に本当の愛を感じていたし、幸せでした。きっと、私の存在だけでは仕事の焦りや寂しさを埋めきれずに、クスリに頼ってしまったんだと思います」 現在、霜月はラッパーのSATORUと交際しており、田中と過ごした時間は過去の話だ。だが、田中の身を案じる気持ちまでは消えていないと語る。「大変だと思いますが、罪を償い、今度こそ薬物依存を断ち切り、また人を笑顔にできるような仕事ができるよう頑張って欲しいと心から願っています」(後編「人気セクシー女優が8.6秒バズーカー・はまやねんとの“プラトニックな夜”を告白「先にお風呂に入って待っていたのに……」」に続く)デイリー新潮編集部
「彼には振り回されてばかりでしたが、本気で好きでした。最初は向こうも本気だったと思うんです。けど、クスリの影響もあったのでしょう、どんどん彼の生活や言動は荒んでいき、ついていけなくなって……」
霜月は田中容疑者(以下、呼称略)と過ごした日々をこう振り返る。出会いは2015年ごろ。当時親しくしていたセクシー女優仲間に、「紹介するよ」と田中が経営していた西麻布のバーへ連れていかれたことが始まりだった。
「連絡先を交換すると、すぐに彼の方から『今度二人で会おうよ』と誘ってくれました。ただ、当時私は大阪に住んでいたんでなかなか会えなかった。顔がタイプだったんでつき合いたいのが本心だったんですが、どうせ体だけ求められて終わりかなって後ろ向きな気持ちもあって……。だから、わざと東京出張の帰り際に連絡していたんです。『今から大阪帰る』って。それに対して、彼から『なんでもっと早く連絡くれないんだ』って返してくることが続いていた」
そんな駆け引きがしばらく続いたのち、とうとう会うことになった二人。
「約束の日、彼が当時住んでいた品川のマンションの住所が送られてきた時は、やっぱりそういうつもりだったんだって思いました。行ってみると、彼は準備万端の様子で布団に入って待っていて……。そのまま初めて関係を持ちました」
だが、ことが終わると田中は「家族を迎えに行かないといけない」と彼女を置いて部屋を出ていってしまったという。
「それから3、4時間、置いてきぼりです。いつ帰ってくるのかと思って、彼のSNSをチェックすると呑気に家族とご飯食べているところをアップしていた。頭にきて、『もう帰るね』って連絡すると、『大丈夫? 一人で帰れる?』って。もう二度と会うもんかって一人で部屋を出ました」
それから4年くらい連絡を取らない日々が続いた。だが、20年7月に突然、田中からTwitterのDMを通して〈久しぶり〉とメッセージが届く。それがきっかけで再び連絡を取るように。
「あれから時間も経ったし、ちょっとは成長して丸くなっていないかと期待しちゃったんです。そして、また会うことになったんですが、前回同様、弄ばれるのは嫌でした。だから、ことが始まる前に『私、曖昧な関係は嫌だから、ちゃんと付き合ってほしい』と自分から言いました。彼は『いいよ』って」
そうして交際がスタート。この間、霜月は大阪から東京へ拠点を移していた。一方、田中は千葉県・柏市の実家住まい。逢瀬の場所はいつも柏のラブホテルだった。
「外で会ったことはほとんどありません。でも、彼は顔を知られているからしょうがないとは思っていました。だいたい私が夜遅くに電車でホテルに向かって先にチェックイン。遅れて彼が車でやってきて、朝まで過ごすという感じでした。ただ、ひどい時はホテルで2~3時間も待たされるんです。当時彼はライブで全国を駆け回っており、自宅にいる時もYouTubeの動画編集などで本当に忙しそうでした」
ようやく遅れてホテルにやってきた後も、マイペースな田中に振り回されたという。
「ベッドに寝っ転がって、リズムをとりながらスマホに詩を書き始める。すごく没頭していて、延々と2時間くらい続くんです。この時間なに? 私、何をしていればいいのって感じで放置されて」
行為自体も「いつ終わるんだろうってくらいしつこくて長かった」と振り返る。
没頭は薬物中毒に見受けられる症状の一つだ。だが、霜月は当時、本人から違法薬物を摂取しているとは聞いてなかったし、一緒にやろうと誘われることもなかったという。ただし、一度怪しんだことはあった。
「彼はタバコを吸わないんですが、トイレからカチャカチャってライターの音が聞こえてきたんです。私がシャワーを浴びにいこうとトイレの横を通り過ぎると、『こっち来んなよ』って慌てふためいていて……。なんかやっているなとは思いました。けど、嫌われたくなかったから深く追及はしなかった」
異常性はLINEのやり取りでも。田中は頻繁に自分の陰部画像を送りつけてくる“癖”があったというのだ。
「頼んでもないのに、やたら“興奮してきた”とか一人で盛り上がって、卑猥なことをしている自撮り画像を送ってくる。プレゼントって言って、あの部分に赤いリボンを括り付けて送ってきたこともありました」
関係がおかしくなったきっかけは、霜月がクラミジアにかかったことだった。セクシー女優は男性と交わることが仕事だが、現場に入る前に必ず性病検査を受ける。だから、うつされた相手は田中以外しか考えられなかったという。
「予定していた現場がすべてキャンセルになって経済的に大きな打撃でした。でも、それよりもショックだったのが、彼が他の女性と肉体関係を持っていたこと。それでも彼のためを思って、彼の分の治療薬ももらって会いに行ったんです。で、『ほかに心当たりないんだけど、性病になっちゃった。聖は大丈夫?』と聞いたんですが、彼はすっとぼけて、『え、俺、なんにも症状出ていないんだけど』『じゃあ、飲んどくわ』って。その頃から彼のことが信じられなくなってきた」
さらに追い打ちをかけるように、霜月は田中の裏切りを友人から知らされる。自分にだけ卑猥な画像を送っていると思い込んでいたが、友人から「私にも来た。他の女性にも送りまくっている」と聞かされたのだ。
「ショックすぎて呆然としました。彼のためを思っていろいろ尽くしてきたつもりだったんです。知り合いのアパレル関係の人に頼んで、田中と私でカップルモデルをする仕事を取ってきてあげたこともあったし、何よりも彼が仕事で大変そうな時は精神的な拠り所になろうと必死に支えてきました。にもかかわらず、私のことを何とも思っていなかったんだと思って。だから、自分から連絡をしないようにしました。すると、彼の方からも連絡がこなくなり……」
音信不通が続いた後、けじめをちゃんとつけたいと思って、〈自然消滅したと思ってるんやけど、もうそれでいいよね?? あんまり会えなかったけど会えた時ゎ楽しかった〉とLINEしたが既読スルー。最後のやり取りは21年1月だった。
それから1年2カ月後の今年3月、田中は愛知県警に覚せい剤の所持容疑で逮捕されるのである。釈放後、6月には再び同容疑で再逮捕。さらに、11月29日には30代の知人女性から1万円を恐喝したとして京都府警に再逮捕された。
田中の転落ぶりをニュースで見てどう思ったか。
「やっぱりクスリに溺れていたんだって思いました。ただ、世間でボロカス言われるほどの人間だったとまでは思えないんです。ジャニーズをクビになって、一人で頑張っていこうと必死にもがいている姿を近くで見ていましたから。仕事にはものすごく真剣に向き合っていたと思います」
最初の頃は心が通っていたはずだとも振り返る。
「LINEにすべて残っていますが、〈会いたい〉ってしつこいくらい送ってくれたり、私、胸が開いた服を着て出歩いている写真を送ったら、〈俺のオッパイ見せるなよ〉って嫉妬してくれたり……。〈初めてぐらい夢中になってるかもね〉とも言ってくれた。そんな彼の言葉に本当の愛を感じていたし、幸せでした。きっと、私の存在だけでは仕事の焦りや寂しさを埋めきれずに、クスリに頼ってしまったんだと思います」
現在、霜月はラッパーのSATORUと交際しており、田中と過ごした時間は過去の話だ。だが、田中の身を案じる気持ちまでは消えていないと語る。
「大変だと思いますが、罪を償い、今度こそ薬物依存を断ち切り、また人を笑顔にできるような仕事ができるよう頑張って欲しいと心から願っています」
(後編「人気セクシー女優が8.6秒バズーカー・はまやねんとの“プラトニックな夜”を告白「先にお風呂に入って待っていたのに……」」に続く)
デイリー新潮編集部