たばこの吸い殻を側溝に捨てたとして謝罪した岐阜県高山市の田中明市長(61)は17日、責任を取るため、自らの給与減額を、市議会に提案する考えを示した。
同市は条例でたばこのポイ捨てを禁じている。田中市長は、自宅前にポイ捨てする動画をSNSで投稿され、今月15日に謝罪。その後も別の日にポイ捨てする動画が複数投稿された。
この日、報道陣の取材に応じた田中市長は、「12~13年前から、帰宅後に自宅前で喫煙することが増えた」と述べ、ポイ捨てが常習化していたことを認めた。
同市議会は現在、12月定例会の会期中。田中市長は今会期中に、給与減額処分の条例案を提案する方針。具体的な減額幅や期間は、今後決めるとしている。
市によると、16日午後8時までに、市内外から「観光都市のイメージを落とした」などの抗議のメールや電話が89件あったという。