【悪質】“コンカフェ”ばかり狙い連続無銭飲食 「電話してくる」貴重品置いたまま立ち去る手口 専門家「詐欺罪が成立」指摘

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11月21日、東京・大田区のJR大森駅近くにある飲食店に、夕方のオープンと同時に、1人の人物が現れた。
店は、特定のテーマなどを売りに営業するコンセプトカフェ、いわゆる“コンカフェ”。
問題の人物は、お酒を飲みながら女性と談笑し、カラオケで熱唱。
約8時間後、閉店時間が近づいたところで、さり気なく上着を着て店の外へ。代金は支払われていない。
無銭飲食した人を接客した店員:(ラストオーダーで)最後の注文を聞いた時に「電話してくる」って言って。貴重品が置いてあったんで、良いかなみたいな感じですね。
店員を油断させるためか、腕時計と眼鏡を置いて立ち去った人物。無銭飲食の被害額は、10万円を超えるという。
コンカフェ地獄一丁目 店長・長田脩平さん:もうそういうこと(無銭飲食)は、してほしくないっていうのはありますね。
「もうしてほしくない」。その願いは届かなかった…。
神奈川・横浜市のJR関内駅近くにあるコンセプトカフェでも、翌日に被害があった。
防犯カメラに映っていたのは、大田区のコンカフェで飲食代金を踏み倒したのと同じ人物とみられ、店員や客と楽しそうに話している様子。
この日も、約10時間を店で過ごし、「電話をする」と言って外に出たまま姿を消した。
連日の無銭飲食。2件目の被害額は…。
制服コンカフェPino 店長・梅田健太さん:(被害額は)19万3,200円になります。結構来ているお客さんで、羽振りがいいお客さんだったと思います。
この人物は、東京・新橋のコンカフェでも同様の手口で代金を踏み倒し、1カ月のうちに、少なくとも3カ所で食い逃げを行ったとみられている。
コンカフェばかりを狙った連続無銭飲食。どのような罪に問われるのか。
エジソン法律事務所・大達一賢弁護士:3つの無銭飲食は、それぞれにおいて詐欺罪が成立します。今回のように複数の罪が成立する場合には、刑法上の併合罪として加重処理され、結果として15年以下の懲役に処される可能性があります。(「イット!」11月29日放送より)

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