「不登校になる大半の責任は親に」→「謝罪する必要ある?」 市長は後日謝罪も…「発言は撤回しない」 滋賀・東近江

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

17日、フリースクールの存在を認めた文科省に対して批判する発言をした滋賀・東近江市の小椋正清市長。「不登校になる大半の責任は親にある」との発言もあり波紋を呼んだ。市長は27日、フリースクールの関係者などに謝罪したが、“制度の問題点を指摘しただけ”だとして、自身の発言自体の撤回は否定した。
フリースクールへの発言が批判を浴びている、滋賀・東近江市の小椋正清市長(72)。
小椋市長は17日に、「文科省がフリースクールの存在を認めてしまったことに、がく然としている。良かれと思ってやることが、国家の根幹を崩すことになりかねない位の危機感を持っている」と発言。さらに、「不登校になる大半の責任は親にある」との発言もあった。
そして、18日には「親の責任は大きいですよ。それは私の感覚的なもの」と述べた。
また24日には、「私が言いたかったのは制度の問題。それはしっかりと説明させてもらえたら…なんで謝罪する必要があるの?」と話していた。
そして27日。小椋市長は、フリースクールの関係者などに「大変傷つけた」と謝罪した。
しかし、発言自体は「撤回するわけにはいかないと、最終的には申し上げた」と、制度の問題点を指摘しただけだとして、撤回を否定した。
一方、市長のフリースクールへの認識不足を示す、こんなやりとりもあった。
25日、小椋市長は「東近江市は(フリースクールを)支援していないが、支援する必要がないのではなく、(市内にフリースクールが)ないから、していない」と発言した。
すると、職員が横からささやいた。
そして、「(フリースクールは)2つあるって。これは私の勉強不足、認識不足。すみません」と謝罪した。
そんな東近江市長をよそに、フリースクールの関係者は30日に会見を開き、滋賀県知事らが、支援について協議をすすめる方針だと明らかにしている。(「イット!」 10月30日放送より)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。