44歳無職女性、実家暮らし。生活費は年収400万円の父頼み。「両親に対して不安を与えてしまっている」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

実家を生活の拠点にしている人は、どのような理由があるのでしょうか。親の介護や職場へのアクセス、自身の経済的事情など、さまざまな背景が考えられます。また、1人暮らしを希望していてもかなえられずにいる場合も。
All About ニュース編集部は、2023年9月11日~10月9日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、東京都稲城市在住・44歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況回答者本人:44歳女性在住:東京都稲城市同居人数:両親、自分世帯年収:父400万円実家の間取り:4LDK職業:無職
生活費や貯金額は?実家に入れている生活費:なし交際費:1万円毎月のお小遣い:1万円毎月の貯金額:0円貯金総額:0円
総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、35~59歳女性の1カ月の平均消費支出は16万4749円です。そのうち、住居費の平均は2万5360円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた14万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
回答者に、実家を出る予定について聞くと「どちらともいえない」とし、「仕事が決まり次第出たい」と回答。
また、恋愛や結婚願望については「ある」とし、「安心してほしいし、安心したい」と話しました。
未婚かつ休職中であるため実家暮らしを選択現在、実家暮らしを選択している理由は「好んで選んでいるわけではありませんが収入がないので実家を頼り、実家暮らしをしている身であります」と告白。
「只今、休職中なので無職です。未婚者でもあるので実家を頼り、実家暮らしをさせてもらっている状態にあります」と続け、現在の状況を解説してくれました。
「両親に対して不安を与えてしまっているのではないか」一方で、実家暮らしでの苦労については「生活面では家事など率先して負担をかけないようにはしていますが、一番は周りの目を気にしてしまうこと」と打ち明けました。
また、周囲からどう思われているか心配になっている影響もあってか「両親に対して不安を与えてしまっているのではないかという申し訳ない気持ちを持っている」とも話しています。
周囲の視線と両親へ与えてしまう心配の2つに苦労している回答者。自身の事情により実家での生活を余儀なくされていますが、自身のためにも、親のためにも回答にあった通り早く実家を出たいという気持ちがくみ取れます。
そのほか、実家暮らしをする上でお金に関する悩みについては「今は無職なので生活費を全面に出してもらっていることで負担をかけてしまっていることが悩みではあります」と、両親にかける苦労を危惧していると吐露しました。
※回答者のコメントは原文ママです

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。