放置死の女児は「バスが『楽しかった』と話すので2学期から乗り始めた」…声を振り絞った父

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静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に通う河本千奈ちゃん(3)が通園バスの車内に取り残され、熱中症で死亡した事件で、川崎幼稚園では記者会見に先立つ7日午前、保護者説明会が開かれ、114人が参加した。
会合は非公開で、出席者によると、河本千奈ちゃんの父親が「(千奈ちゃんは)バスで幼稚園に行くのを楽しみにしていた。なぜ、こんなことになったのか」と怒りをにじませ、園側に迫ったという。
冒頭、理事長が謝罪し、保護者からの質問には副園長(58)が答えた。
千奈ちゃんの父親は会合の後半に発言し、「(千奈ちゃんは)バスに乗ったら『楽しかった』と話していたので、2学期から乗り始めた」とバス通園を始めた経緯を説明。声を振り絞るように「(バスでは)先生に言われるまで静かに座っていなさいと教えていた」と話したという。
会場では泣き出す人もおり、消防によると、保護者と職員ら計13人が過呼吸などで搬送された。

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