チュチュアンナ、19デザインで著作権侵害があったと謝罪「賠償金のお支払いを順次させていただいております」

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インナーなどの服飾ブランド「チュチュアンナ」は1月31日、同社が販売した商品19デザインについて法的な問題を確認したと報告。「商品製作の管理体制に問題があったと言わざるを得ない、重大な結果であると重く受け止めております」と謝罪した。権利者に対しては賠償金を支払っているという。再発防止対策なども伝えた。
【写真】井上咲楽がイメージガールを務めるチュチュアンナ『運命のブラ』 同日公式サイトに「商品デザインの著作権侵害に関する調査結果のご報告」を掲載。2021年10月21日付「商品デザインに関するお詫び、および返金のお知らせ」についてのもので、「追加調査の結果を報告させていただきます。報告が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます」と記した。

それによると、「過去に公開されていたイラストと酷似している」と指摘を受け、担当デザイナーに聞き取り調査を行ったところ、「ポメラニアン柄のルームウェア」(2021年8月13日から販売)について著作権侵害が発覚し、販売を停止。権利者に謝罪し、賠償金支払いの連絡を行った。 その上で「加えて、『ポメラニアン柄のルームウェア』以外の商品に関しても、著作権侵害のご指摘をいただいたことから、2021年春以降に製作・販売した全商品について、調査を実施いたしました」と説明。知的財産を専門とする弁護士も複数参加した聞き取り調査の結果、「最終的な弁護士の判断として、合計19デザインについて法的な問題があることが確認されました」と公表した。 同社は「弊社の商品製作の管理体制に問題があったと言わざるを得ない、重大な結果であると重く受け止めております」とし、「調査の結果、法的な問題がある商品に関しては、権利者様に対してお詫びをし、お話し合いの上、賠償金のお支払いを順次させていただいております。権利者様と連絡がつかない等の理由からお支払いに至っていない商品も現時点で6デザイン存在しておりますが、弊社といたしましては引き続き連絡を試みる所存です。また、権利者様より、ご了解いただいた13デザインについては、権利者様の了承のもと順次販売を再開させていただいております」と対応を記した。 原因については「参考資料を収集しつつコンセプトを決定し、デザイン製作を行うという弊社内における製作過程自体は業界一般で行われていることから、この製作過程自体には問題はないものと考えております」とした上で、「しかしながら、製作過程に問題が存在しないにもかかわらず、法的に問題のある商品が多く製作され、販売に至ってしまった最大の原因としましては、デザイン製作を担当するデザイナーおよびデザインをチェックする企画部署をはじめ、経営陣及び社員一同の著作権に関する理解が明らかに欠如しており、それに加え他者が製作したデザインについて敬意をもって尊重するという態度が著しく欠けていたことにあります」と指摘。 また「製作の過程において、行き過ぎた模倣など法的にも倫理的にも問題のある行為が横行しておりました」とし、「デザイン案の確認を行う際にも参考資料と見比べて類似の有無を慎重に検討するなどは行われておらず、類似性のチェックが適切に機能していなかった管理体制にも問題があったと言わざるを得ません。誠に申し訳ございませんでした」と反省を伝えた。 すでに社内で再発防止に向けた知的財産に関するコンプライアンス研修を定期的に実施し、「クリエイティブ製作ガイドライン」も策定して、2021年10月末より体制を改めたという。同社は「今後は、策定した「クリエイティブ製作ガイドライン」を厳守し、法的にも倫理的にも問題のない商品製作を進めていくとともに、定期的に問題が再発していないかの検証やガイドラインの見直しも行うことで、二度とこのような問題を起こさないよう社員一同取り組んでまいります」とし、「最後になりますが、権利者様およびお客様に対し多大なご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。重ねてお詫び申し上げます」と結んだ。
同日公式サイトに「商品デザインの著作権侵害に関する調査結果のご報告」を掲載。2021年10月21日付「商品デザインに関するお詫び、および返金のお知らせ」についてのもので、「追加調査の結果を報告させていただきます。報告が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます」と記した。
それによると、「過去に公開されていたイラストと酷似している」と指摘を受け、担当デザイナーに聞き取り調査を行ったところ、「ポメラニアン柄のルームウェア」(2021年8月13日から販売)について著作権侵害が発覚し、販売を停止。権利者に謝罪し、賠償金支払いの連絡を行った。
その上で「加えて、『ポメラニアン柄のルームウェア』以外の商品に関しても、著作権侵害のご指摘をいただいたことから、2021年春以降に製作・販売した全商品について、調査を実施いたしました」と説明。知的財産を専門とする弁護士も複数参加した聞き取り調査の結果、「最終的な弁護士の判断として、合計19デザインについて法的な問題があることが確認されました」と公表した。
同社は「弊社の商品製作の管理体制に問題があったと言わざるを得ない、重大な結果であると重く受け止めております」とし、「調査の結果、法的な問題がある商品に関しては、権利者様に対してお詫びをし、お話し合いの上、賠償金のお支払いを順次させていただいております。権利者様と連絡がつかない等の理由からお支払いに至っていない商品も現時点で6デザイン存在しておりますが、弊社といたしましては引き続き連絡を試みる所存です。また、権利者様より、ご了解いただいた13デザインについては、権利者様の了承のもと順次販売を再開させていただいております」と対応を記した。
原因については「参考資料を収集しつつコンセプトを決定し、デザイン製作を行うという弊社内における製作過程自体は業界一般で行われていることから、この製作過程自体には問題はないものと考えております」とした上で、「しかしながら、製作過程に問題が存在しないにもかかわらず、法的に問題のある商品が多く製作され、販売に至ってしまった最大の原因としましては、デザイン製作を担当するデザイナーおよびデザインをチェックする企画部署をはじめ、経営陣及び社員一同の著作権に関する理解が明らかに欠如しており、それに加え他者が製作したデザインについて敬意をもって尊重するという態度が著しく欠けていたことにあります」と指摘。
また「製作の過程において、行き過ぎた模倣など法的にも倫理的にも問題のある行為が横行しておりました」とし、「デザイン案の確認を行う際にも参考資料と見比べて類似の有無を慎重に検討するなどは行われておらず、類似性のチェックが適切に機能していなかった管理体制にも問題があったと言わざるを得ません。誠に申し訳ございませんでした」と反省を伝えた。

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