被害者の石丸志門氏が強気の主張 スマイル社に「約22億円」増額請求

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故ジャニー喜多川氏による性加害の被害補償をめぐり、SMILE―UP.社が被害者の石丸志門氏に対しての債務不存在確認請求の公判が13日、さいたま地裁で非公開で行われた。公判後、石丸氏はスマイル社に改めて約22億円を請求することを明かした。
石丸氏はスマイル社に約18億円の補償を求めてきたが、スマイル社は1800万円を提示。両者の溝は埋まらず、スマイル社は石丸氏の損害倍賞債務が1800万円を超えて存在しないことを確認する民事訴訟を起こしていた。
昨年12月に行われた第1回口頭弁論で、石丸氏は両者の額の中間値として約1億8000万円の補償額を求めていた。この日は弁論準備が行われ、これまでに提出した証拠書類について裁判官から質問を受け、追加の書類の提出を求められたという。次回も非公開で弁論準備が行われ、その後は公開で口頭弁論が行われる予定。
スマイル社は石丸氏以外にも性加害を訴える元所属タレント4人に対して、損害賠償債務が存在しないことの確認などを求める訴訟を起こしている。石丸氏は「一方的に裁判にしたり、被害者と話し合わないで決めてしまうのは、被害者に対する姿勢として問題があるのではないか」と話した。
また補償額を1億8000万円から22億円に変更。裁判所から当初の請求額18億円の内訳を提出するよう求められ、再計算し22億円を請求することになったという。石丸氏は「1億8000万円というのは話し合いに乗ってくれるんだったら、そこまで落としてもいいよという話」としていたが、交渉が決裂したため満額請求することにした。
当初の18億円からなぜ4億円狒額瓩靴燭里? 石丸氏の考えでは、弁護士の成功報酬20%(約4億円)と想定。請求額18億円は「弁護士費用を差っ引いていた」もので、増額ではなく本来の請求額が22億円だったと主張する。石丸氏は「譲歩する気ないんだったら、こっちも譲歩はしない」と強気な姿勢を崩さなかった。

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