石破首相 就任後初の「お国入り」で見せた“はつらつ笑顔”…仏頂面も消える地元・鳥取での大人気ぶり

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11月28日に召集された臨時国会。翌29日には少数与党となって初めて、石破茂首相の所信表明演説がおこなわれた。
「首相は演説の冒頭、衆院で自公が過半数に達していないこともあり、石橋湛山元首相の言葉を引用して『力を合わせるべきことについては相互に協力を惜しまず、世界の進運に伍(ご)していくようにしなければならない』と語りました。
首相の『湛山ファン』はよく知られており、この言葉は1957年2月4日の石橋湛山内閣施政方針演説でのもので、奇しくもこの日は石破首相が生まれた日なのです」(政治担当記者)
首相の思いが込められた演説だったが、この日も終始、石破首相は「むっつり」とした表情を崩すことはなかった。石破首相の仏頂面は、これまでの外遊などでたびたび指摘され、11月26日の三笠宮妃百合子さまの本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」でも、その表情がぼんやりしているという声が上がった。
「もともと笑顔はぎこちないんです。カメラマンが『笑顔でお願いします』とリクエストすると、大げさなまでに口角を上げて目尻を下げるから不自然になってしまう。『微笑み』が苦手なんでしょう。そうしたことから笑顔は必要最小限にとどめているのだと思います」(民放報道カメラマン)
自民党関係者からも「最近の石破さんは笑い方を忘れちゃったんじゃないかな」という声が出るほど、このところ笑顔を見せない。だが……11月30日、首相就任後、初となる「お国入り」で地元の鳥取県に戻った石破首相は、支援者たちに囲まれ、まさに笑顔溌剌といった様子だ。一体何があったのか。
「石破首相の政治テーマである『地方創生』などで講演をしましたが、会場の熱気と拍手はすごかったですね。石破首相も司会者に軽口を言うなどリラックスしていました。
これまで、外遊中の無作法などを指摘されており、『だらし内閣』などと揶揄されてきた石破首相。しかし、地元での人気は本物なのです。やっとホームに帰れたという安心感が、石破首相のリラックスムードをうんだのでしょう。
印象的だったのは、鳥取県の平井伸治知事らから要望書を手渡されたときです。11月26日に官邸で岸田文雄前首相などの『資産運用立国議員連盟』のメンバーから提言を手渡されたときはなんとも不機嫌そうな表情を浮かべていましたが、この日はニッコニコ。ふと、あるCMの『あんな顔で笑うんすね』というフレーズが浮かびました」(前出・政治担当記者)
Xにも《石破茂さん、鳥取県でご機嫌》《石破さん安心したような笑顔でホッとする》など、久々に見えた石破首相の自然な笑顔に反応する投稿が目立っている。帰京直前の墓参では、石破首相が乗った車が先導車に追突するというアクシデントもあったが、幸にして石破首相らに怪我はなかったという。
12月2日からは、衆参両院で代表質問がおこなわれる。国会が石破首相にとって“ホーム”になれば、またこの笑顔を見れるだろうが……。

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