小学校理科実験で2年連続「誤った手順」、炎が上がり児童やけど

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群馬県沼田市立沼田小で6月30日、男性教員が誤った手順で理科の実験を行って炎が上がり、6年生の4人がやけどを負った事故で、同市教育委員会は1日、この教員が昨年も誤った手順で実験を行っていたと明らかにした。
事故は葉の色素を抜く実験で起きた。葉を溶かす溶媒として、通常は植物性のエタノールが使われるが、教員は毒性の強い工業用メタノールを使用した。さらに、揮発性の高い溶媒はビーカーに入れてお湯の中で温める手順になっているが、教員は教卓上のコンロでビーカーを直接加熱。一斗缶(18リットル)でメタノールをつぎ足した際にこぼれて炎上した。
市教委によると、教員は昨年も同小での実験で、メタノールを直接加熱していた。市教委は、市内20の小中学校が保管するメタノールの回収を進めていることも明らかにした。

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