自民党は、派閥の政治資金事件に関係した安倍派の議員ら39人への処分を、4日午後の党紀委員会で正式決定する。
最新情報を、自民党本部・党紀委員長室前からフジテレビ政治部・木村祐太記者がお伝えする。
4日午後4時から党紀委員会が開かれるが、人によって明暗が分かれた処分の重さをめぐり、不満が爆発する形となっていて、最後の最後まで調整が続いている。
党紀委員会では、安倍派幹部の塩谷氏、世耕氏を「離党勧告」、西村氏・下村氏を「党員資格停止」にする一方、萩生田氏を「1年間の役職停止」にとどめる処分を決定する。
塩谷氏は4日朝、不快感をあらわにし、重い処分に異議を唱える弁明書を提出した。
塩谷元文科相「(Q. 弁明書出されたと思いますが?)出しますけどね。(Q. 言いたいことはある?)もちろん」
処分への不満は中堅・若手にも広がり、4日朝、議員の秘書が続々と弁明書を提出した。
弁明書には「処分への配慮を賜りますようお願いします」などの文言が書かれている。
こうした中、二階派の事務総長だった武田氏を、安倍派と同じ「党員資格停止」とする案を示した党幹部に対し、二階派の幹部が猛反発している。
「安倍派とうちは違う」と怒りをあらわにし、「二階派は会長の二階さんが選挙への不出馬を決断した」として、処分を軽くするよう求めていて、数時間後に迫る党紀委員会を前に、波乱含みの状況。