岸田首相は1日付で発表した2024年の年頭所感で、今年の外交について「緊迫の1年」になるとの見方を示した。
首相は、ウクライナ侵略やパレスチナ情勢に加え、米国の大統領選など各国で重要な国政選挙が行われることに触れ、「日本ならではのリーダーシップが求められており、首脳外交を積極的に展開していく」とした。
経済分野では、「賃金が上がり、可処分所得が増えるという『実感』を皆さんに持っていただく」と強調した。日本は戦後復興や高度成長期などの変革期に「変化を力にしてきた」と指摘し、「『明日は今日より良くなる』と国民の皆さんが信じられる時代を実現する」と訴えた。