3日午前に開かれた第6回石川県災害対策本部員会議にリモートで出席した石川県輪島市の坂口茂市長は、インフラの寸断や救援物資が足りていないことを報告しました。
輪島市の坂口市長は会議で「自衛隊のヘリで初めて救援物資が届いたとしながらも、10,075人の避難者に対して物資は2,000食しか来ていない。水・食料が足りない」と報告しました。
また薬の確保に苦労していることや仮設トイレが足りなくなりゴミ袋の中に入れて1か所に集めて捨てて対応している現状を明らかにしました。
一方で輪島市では崖崩れや陥没などで各地で道路が寸断されていて、市役所に物資が届いたとしても市街地以外の地区に対してはヘリでしか物資を運べない状況であるとして、幹線道路1本を通してほしいというのが願いだと述べました。
このほか市内の大半で停電が続いていているほか、携帯電話だけでなく固定電話もほぼ使えておらず連絡が取れない状態が続いているとして支援を求めました。