「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーで元ジャニーズJr.の長渡康二さんが、4日放送のMBSテレビ「よんチャンTV」にVTR出演。ジュニアのタレントたちは「片親の子が多かったと思う」と述べた。
長渡さんは早くに父親を亡くし、母子家庭だった。母親に応援されてジャニーズ事務所に入所したが、中学1年の時に都内のホテルで最初の被害に遭った。怖くてホテルを飛び出し、歩いて横浜の実家まで帰ったという。
「母親には絶対に言えなかった。応援してくれていたので失望させたくなかった」と振り返る。しかし「断ると(舞台などに)呼ばれなくなるというのは暗黙の了解。我慢するしかないんやな」と自分に言い聞かせるしかなかったという。
長渡さんは「片親のジュニアの子はかなり多かった」と当時を振り返る。「わざとそういうのを選んでいるのかなというのは思いました。心の隙をついて、そういう子のほうがなつきやすいので、心理操作みたいなのはあったのかなとは思います」と、故ジャニー氏の心の中を想像していた。