岸田文雄首相の長男・翔太郎氏が首相公邸で忘年会を行ったことで首相秘書官を辞職となった件が世界で報じられている。
米紙ワシントンポストは31日までに「日本の指導者が側近である息子をクビにした」と報じた。週刊文春が指摘した首相公邸での「パーティー」の様子や、岸田氏の「任命責任は私自身にあり、重く受け止めております」との釈明も伝えている。
さらに、日本政界にまん延する世襲の習慣についても指摘。「日本では政治指導者が自分の家族を政府の役職に任命することは珍しいことではない」とし、「ワシントンポストが約40年前に『日本では政治は家族の中にある』と書いて以来、ほとんど変わってない」と世襲にあきれていた。 また、米誌タイムも「息子のハウスパーティーを巡るスキャンダルで岸田首相が苦境に陥る」と報じている。その中で「日本の国民はスキャンダルに無感覚になっている」という識者の見解を伝えている。