北海道新幹線のニセコ町と倶知安町をつなぐ「羊蹄トンネル」の工事で、建設会社の「熊谷組」など4社でつくるグループが、
コンクリートの強度を確認する試験について、虚偽の報告をしていたことが分かりました。
虚偽の報告が明らかになったのは、北海道新幹線のニセコ町と倶知安町をつなぐ羊蹄トンネル有島工区の工事です。
熊谷組などによりますと、去年からことしにかけて、コンクリートの強度を確認するための試験について、
本来3か所で実施すべき測定を1か所でしか行っていないにも関わらず、所定の通り実施したとうその報告をするなど、
複数の虚偽の報告をしたということです。
現在、コンクリートの強度などについて調査が行われていて、
鉄道・運輸機構は5月中旬をめどに出る調査結果をふまえて、今後の対応を検討するとしています。