東京オリンピックを巡る汚職事件で、贈賄の罪で起訴された出版大手「KADOKAWA」の元会長について、東京地裁が保釈を認める決定をしたのに対し、検察側が準抗告しました。
「KADOKAWA」の元会長・角川歴彦被告(79)は組織委員会の元理事・高橋治之被告(79)に対して、大会スポンサーの選定を巡って便宜を受けたいと依頼し、およそ6900万円の賄賂を渡した罪に問われています。
東京地裁は27日、弁護側の請求に基づき保釈を認める決定をしました。保釈保証金は2億円です。
検察側はこの決定を不服として27日午前、東京地裁に準抗告しました。
東京地裁は改めて保釈するかどうかを検討します。