<高校生>
「え?嫌だ」
「やだ、やだ、やだ」
街行く若者が驚きの声をあげたワケがこちら。「TikTok」が18歳未満の若者を対象に、視聴時間に制限を設けるというのです。ダンス動画などを手軽にアップすることができる「TiKTok」。1か月の利用者数は全世界でなんと10億人、日本国内でも、1000万人以上が使うという人気アプリです。
その「TiKTok」を運営する会社が、若者向けの新たな機能を発表しました。それが18歳未満のすべてユーザーに対し、1日60分以内の視聴制限を設けるというものです。
Q.60分ってどう思う?
<高校生>
「TikTokってさ、見てたらあっという間に1時間経たん?」
「嫌です、短いなって思います」
「自分も1時間以上見るので短いかなって思う」
なぜ、いま、時間制限なのか?若者に1日の閲覧時間を聞いてみると。
Q.1日どのくらい観てる?
<高校生>
「2時間は見てると思います」
「(スマホを使う時間のうち)半分か半分以上くらい」
「3分の2くらいTikTok」
内閣府が2月に発表した調査結果によると、中高生が1日でインターネットに接する平均時間は、中学生が4時間半、高校生5時間45分。学校の授業でタブレット端末を使ったり、コロナ禍でオンライン授業があったり、教育現場でのデジタル化が進んでいることも一因ではありますが、若者の「ネット依存」は進んでいるといえます。
特にネットで動画を見る中高生は、90%以上にのぼります。長時間視聴することで未成年に与える影響が懸念される中、運営会社はユーザーに使用時間を意識してもらおうと今回の措置をとったということです。この措置に親世代は?
Q.60分の時間制限についてどう思う?
<14歳の子を持つ母親>
「私は良いと思いました」
<大学生の子を持つ母親>
「ちょっとなんか考えにくいルールですね。60分っていう長さもよくわからないですし」
<中1と小5を持つ父親>
「歯止めがきかない年ごろなのでよいと思います。各家庭で設定できれば良いと思う」
今回の措置がどのような影響を及ぼすのでしょうか。
あらためて、「TiKTok」が今回、どんな措置をとったのかまとめてみました。
①13~18歳未満の視聴時間を1日60分とする。
②保護者が曜日によって子どもがアプリを使える機能や「TiKTok」などの視聴時間の設定できる
③13~18歳未満が1時間以上使う場合は、暗証番号を入力すれば引き続き、閲覧できる