三浦瑠麗氏 出演の「めざまし8」に苦言 暴力映像に「テレビで放映すること自体どうかと」

国際政治学者の三浦瑠麗氏が30日、フジテレビ「めざまし8」にコメンテーターとして出演。番組「独自入手」として流した男女カップルのつかみ合いの映像に「テレビで放映すること自体どうかと思う」と苦言を呈した。
番組では、今月27日に大阪府内の電車内で男女カップルがつかみ合い殴り合う様子を乗客が撮影したという映像を「独自入手」と放送した。口論がヒートアップし、女性が男性に殴りかかり、男性も応戦。周囲に座っていた乗客は逃げる中、座席に倒れ込みながらつかみ合う映像を3、4度繰り返し流した。
その後、教育評論家の尾木直樹氏、タレントの武井壮らがコメント。司会の谷原章介は「瑠麗さん、女性強いですね」と三浦氏に感想を求めた。
「まあ、そうなんですけど」と受けた三浦氏は、「私はただこういう映像をテレビで放映すること自体がどうかなと思うんですね。これ見ても何の学びにもならないですし」とバッサリ。「暴力っていうのは、社会では年々減ってきてるんですよ。暴力というものやあからさまな破廉恥な行動が少ないだけに、話題を集めるんだけども、みんなが不快だなと思うことからどういう行動をとるかというと、遠ざかるわけでしょ。遠ざかって話題にすること自体が、暴力が珍しくなってきたんだなということを象徴しているのかもしれない」と放送すること自体に疑問を投げかけた。