「相手を食うつもりで」メニューにドイツ料理…W杯初戦へ飲食店も準備着々

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表の初戦、ドイツ戦を23日に控え、神奈川県内のスポーツバーは大勢のサポーターを迎える準備に追われている。
川崎市中原区のサッカーバー「FUORI DEL CAMPO」では22日、店内の模様替えが進められていた。店はJ1・川崎フロンターレのサポーターが多く集まるが、今大会でフロンターレゆかりの選手が数多くメンバー入りしていることもあり、店長の萩原輝彦さん(53)は「店に来るサポーターの期待は前回より高い」と話す。
普段はフロンターレグッズで覆われる店内も、今回は4日かけて日本代表のユニホームやポスターでサムライブルー一色に。大会記念の限定ビールを仕入れたほか、23日は「相手を食うつもりで」ドイツ料理もメニューに出すという。萩原さんは「お客さんと一緒に応援したい」と気合十分だ。
横浜市中区の「スタジアムバー 横浜リーグ」も、ドイツ戦は閉店時間を遅らせる。すでに予約で8割が埋まっているといい、店長の男性は「東京五輪はコロナ禍で自粛ムードだったので、やっと心おきなく楽しんでもらえる」と話していた。