バドミントンの強豪校として知られ、今年7月の全国高校総体(インターハイ)で優勝した長崎市の私立瓊浦(けいほ)高で、バドミントン部の顧問の男性(40歳代)が部員を蹴るなどの暴力行為をしていたことが14日、同校への取材でわかった。
同校は12日以降、顧問を部活動の指導から外す措置をとっている。
同校によると、顧問は今年2月、部活動の指導中に、複数の部員に対し、蹴ったり髪の毛をつかんだりした。顧問は同校の聞き取りに対し、「一生懸命になりすぎたあまり、こうした行為になって申し訳ない」と話したという。部員に事実関係を確認したところ、複数の部員が「自分たちを強くするための指導だと思う」などと述べたという。
同校は「絶対にあってはならない行為。今後、教員の研修を増やすなどして再発防止を図っていきたい」としている。
同校は1925年創立。2015年にこの顧問が赴任して以降、同部はインターハイで優勝するなど全国大会で上位の成績を収めている。