パトカーのサイレンが鳴り響く中、突然、目の前に飛び出したバイク。
手にした赤色灯を、挑発するように、大きく振り回している。
「ブオン、ブンブンブンブン、ブオン、ブオン…」とエンジン音が鳴り響く。
千葉県警のパトカーから撮影された映像には、少年らによる集団暴走の様子がとらえられていた。
バイクでパトカーを挑発するなどの集団暴走行為を繰り返した疑いで、少年5人が検挙された。
映像を見ると、少年らは左右に大きく蛇行運転し、時折センターラインをはみ出しながら走行している。
対向車線の車は、危険な状況に気づいたのか、道路の端に寄りバイクをよけるような様子もうかがえる。
バイクが信号に差しかかると、信号が赤へと変わったにもかかわらず、停止することもなくそのまま走り続けた。
バイクに乗っていたのは、16歳から18歳の少年5人だ。
2022年4月、千葉・銚子市の国道などで、約4.5kmにわたり、バイク3台で蛇行運転や信号無視などの集団暴走を繰り返した疑いが持たれている。
少年たちは、警察と遭遇した際に挑発的な走行をすることを「マッポゲーム」と呼び、2021年の夏ごろから繰り返していたという。
調べに対し、1人は容疑を否認し、他の4人は「今が楽しければそれでいいと思っていた」などとして、容疑を認めている。
(「イット!」12月13日放送より)