北海道・石狩川で２０２４年５月、１７歳の女子高校生が遺体で見つかった殺人事件で、逮捕された２１歳の女と１９歳の少女は、女子高校生がＳＮＳで女が写った写真を無断で使用したことをきっかけに犯行に及んだとみられることが新たに分かりました。殺人の疑いで逮捕されたのは、旭川市の内田梨瑚容疑者（２１）と１９歳の少女です。２人は２０２４年４月、旭川市神居町神居古潭の橋から、１７歳の女子高校生を川に転落させ、殺害した疑いが持たれています。
女子高校生は橋から下流の石狩川で先月下旬に遺体で発見され、死因は溺れたことによる窒息でした。警察によりますと、逮捕された２人は女子高校生がＳＮＳで内田容疑者が写っている写真を無断で使用したことをきっかけに犯行に及んだとみられています。警察は、女子高校生を車で監禁した疑いで、この２人を含む男女４人のグループを５月上旬に逮捕していました。
逮捕された２人のうち、内田容疑者の身柄がある道警旭川方面本部前から最新情報を伝えてもらいます。警察は、事件の背景にＳＮＳを巡るトラブルがあったとみています。警察は５月上旬、女子高校生の自宅がある留萌市から車で監禁した疑いで内田容疑者らを含む男女４人のグループを逮捕していました。供述などから転落させたとみられる橋から川の下流を捜索したところ、５月下旬に女子高校生の遺体を見つけたということです。警察は、ほかにも関与した人物がいないか捜査を進めています。