朝起きると知らない部屋に…アプリで知り合った女性を強姦疑惑「薬物を使用か」28歳男の犯行手口

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女性はさぞ驚いたことだろう。朝起きると知らない部屋のベッドに寝かされていたのだから……。
4月16日、警視庁世田谷署は不同意性交等の疑いで同区池尻に住む会社員・芝崎圭輝容疑者(28)を逮捕したと発表した。被害にあったのは20代の女性Aさんだ。芝崎容疑者とAさんは、マッチングアプリを通じて知り合ったという。
「逮捕容疑の事件は4月3日に起きます。この日、芝崎容疑者は東京・中目黒の飲食店でAさんと食事をしていました。しかしAさんは、途中から記憶をなくしたとか。気づいたのは翌朝で、芝崎容疑者の自宅に寝かされていたそうです。Aさんは警察に相談。芝崎容疑者には気を失っているAさんに性的暴行を加えた疑いがありますが、『同意を得ていたと思っていました』と容疑を否認しています」(全国紙社会部記者)
犯行手口は狡猾だ。警察は芝崎容疑者が食事をしている間に薬物を使用し、Aさんを抵抗できない状態にした可能性があるとみている。本誌カメラマンが芝崎容疑者の送検の様子を撮影すると、後ろめたい気持ちがあるのか終始顔を伏せていた。
最近、薬物を悪用しての女性への暴行時間が多発している。以下に、ここ数年起きた主なトラブルを紹介したい(年齢は当時)。
・’22年10月、準強制性交容疑で20代の男が逮捕される。マッチングアプリで知り合った女性を自宅に招きキスをしようとしたが体調不良を理由に拒否されたため、睡眠薬を入れたミルクティーを提供。記憶を失った女性に性的暴行を加えたとか。調べに対し男は「性欲がたまっていて抑えきれなかった」と供述したという。
・’23年4月、準強制わいせつなどの疑いで30代の男を逮捕。都内のバーで酒を飲んでいた男は、同席した知人女性に薬物入りのドリンクを飲ませたとされる。抵抗できなくなった女性は、近くの神社の境内やホテルでわいせつな行為をされたという。男の逮捕は4度目だった。
・’23年5月、準強制性交容疑で40代の舞台監督を逮捕した。男はアイドル志望の20代の女性を自宅に招き映画鑑賞。睡眠薬入りのジュースを飲ませ女性が意識朦朧としたところで、性的暴行を加えたとか。男は「同意のうえだった」と容疑を否認していた。
薬物に詳しいジャーナリストが警鐘を鳴らす。
「薬物をアルコールなどと一緒に摂取すると記憶が混乱します。犯行後に服を着せられるなど、女性に意識が途切れた自覚はあっても何をされたか確証がないことが多い。代謝の早い薬だと、時間が経てば被害者の尿や血液の検査を行っても何も出てこない場合もあります。変だなと思ったら、すぐに捜査機関に相談することが重要です」
冒頭で紹介した事件で、警察は女性が意識を失った経緯などを詳しく調べている。

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