那須2遺体、被害男性は上野中通り商店街に焼き肉店など数年で多数出店…近隣店舗とトラブルも

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栃木県那須町の山間部で全身が焼けた男女2人の遺体が見つかった事件では、被害に遭った男性の生前の様子が明らかになってきた。
東京都内の防犯カメラの映像などから、男性は発見前日の15日夜から翌未明にかけて事件に巻き込まれた可能性が高いことが判明。男性は近年、都内の商店街に飲食店を多数出店するなどしていたという。
県警によると、男性は本籍が東京都台東区の住所・職業不詳宝島龍太郎さん(55)。女性は40~60歳くらいで身元は分かっていない。いずれも死因は首を圧迫されたことによる窒息死。女性は頭部を骨折もしていたという。
捜査関係者などによると、県警は、東京都内の防犯カメラ映像で15日夜の宝島さんの姿を確認した。さらに遺体が遺棄された現場周辺の防犯カメラには、16日午前4時頃、不審な黒い車が現場から離れる様子が映っていたといい、県警は映像を解析して車の特定を進めている。
登記簿や地元関係者などによると、宝島さんは東京都内で複数の会社を経営していた。中国・韓国産食品の輸入販売などを行っていたという。東京都台東区の「上野中通り商店街」には焼き肉店など、ここ数年で多数出店していたが、近隣店舗とトラブルになることがあったという。
同商店街は18日も人が多く行き交い、周囲の店舗は活気があったが、宝島さんが経営していたという店舗はシャッターが閉まっていたり、臨時休業を知らせる紙が貼られていたりと、人影はなかった。

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