暗闇の中、青白く輝く無数の神秘的な光。その正体は波打ち際に大量に押し寄せた「ホタルイカ」だ。
【映像】海岸埋め尽くす大量ホタルイカ
海を埋めつくすホタルイカを網ですくうと大漁に。毎年この時期、産卵のために海岸に近づくホタルイカを獲りに来るという男性は「10年ぐらいやってるんですけど10年では一番湧いていた。360度もうホタルイカしかい状態。海岸線の200～300メートルぐらいずっとこんな感じ。取って、クーラーいっぱいにして帰る」と話した。
男性のこの日の収穫はなんと、2563匹。半分を周りに配り、残りを冷凍やボイル、素干しにしたという。
去年は記録的な不漁だったホタルイカ。今年は記録的な豊漁となっている。3月1日にホタルイカ漁が本格化すると、漁獲量は1か月で1153トン。過去10年間の平均と比べると、およそ3倍。去年の３月と比べるとおよそ16倍だ。
ホタルイカの豊漁で気になるのは、その“お値段”。都内の鮮魚店では、去年よりかなり“お手頃価格”となっている。
昨シーズンは1500円で販売していたものが、今シーズンはおよそ600円と、３分の１程度の価格になっている。
「やっぱり富山のホタルイカが一番良くて、例年も物はいいが、（去年は）ちょっと値段が高くて、なかなか手に届かなかった。でも今年は富山のホタルイカがとても豊漁で、値段もすごく安くて、物自体もとても良いホタルイカが入荷している」（魚河岸 中與商店 武蔵小山店 前里芳樹副店長）
（『ABEMAヒルズ』より）