「あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕されました」→インフルで家にいる5歳児と2歳児が!? 爆笑の詐欺メールに「インフルの異常行動では?」とツッコミ

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国民生活センターのサイトには、「突然、身に覚えのないサイトから料金請求のSMSが来た!」とか「送った覚えのない宅配物の届け先を確認するメールが宅配会社から来た」という時の対処法が掲載されていますが、こうしたSMSやメールは、よく見ると辻褄の合わないことが書かれています。
【写真】実際に届いたメール
代表取締役 岩元仁@株式会社ロックシステムさん(@iwam_rock)は、あまりにも幼稚なその手口を公開。注意喚起しました。
「まさか……インフルエンザで家にいるはずのうちの子(5歳と2歳)に限ってそんな……」
Xの投稿に添えられていたのは、犯人からのメールです。それを見た人からはたくさんの反響があり、「いいね」は2.1万件にもなりました。
「東京が明らかに簡体字な時点でもう察し」
「マジで『無作為に』送ってるんですかね。。。」
「警察の住所が全然読めなくて草」
「インフルエンザによる異常行動でしょうか?」
代表取締役 岩元仁@株式会社ロックシステムさんにお話を聞きました。
ーー最初は驚きましたか。
「いえ、メールのタイトルが怪しかったので、開封する前から詐欺メールだと思いました。文面の稚拙さと本物っぽい口座がそのまま書かれているのが珍しく感じたので注意喚起の意味も込めてポストしました」
ーー誘拐の身代金要求と勘違いしませんでしたか。
「詐欺メールは大量送信が前提ですので、こちらに子どもがいることを把握しているわけではありません。オレオレ詐欺同様、偶然該当する人(この場合は遠方に息子を持つ親御さん)をターゲットにしているのでしょう。」
ーーもしこうしたメールを受け取ったら、どうしたらいいのでしょうか。
「個々人をターゲットに送信されているわけではないので、返信しても直接的に何か問題が起こるわけではありません。ただし、うっかりメールの署名を付けたまま返信してしまう可能性もありますし、そうなると詐欺対象のメーリングリストに入れられるかもしれません。放置するのが一番です。急にお金を請求されるメールはほとんど詐欺と考え、相手にせず迷惑メールに指定しておけば問題ありません。被害がなければ警察に相談する必要もありません」
こんなメールを受け取ったら慌ててしまうかもしれません。でも、慌てずに冷静に対処することが求められます。国民生活センターのサイトには対処法が掲載されているので、参考にしてみてください。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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