無許可営業か “ホストクラブまがい”男を逮捕 ホストのため売春…“後悔”する女性も

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21歳の男が、ホストクラブまがいの接待を無許可でしたとして逮捕されました。一方、「2か月で400万円ホストクラブに使う」という女性も。毎日ホストクラブに通うため、売春に走ったといいます。実態を取材しました。 ◇記者(大阪市、24日午後9時ごろ)「無許可でホストクラブのような営業をしていた店から、男が捜査員に連れられ出てきました」連行される黒いマスクの男。大阪市の飲食店の従業員、高井吟河容疑者(21)です。女性客に対して、無許可でホストクラブのような接待をしていた疑いがもたれています。

客の中には16歳の女子高校生も。警察は、店での飲食代を稼ぐために売春行為をする女性客がいたかどうかも含めて調べています。 ◇いま問題となっているのが、ホストクラブをめぐって高額な支払いをするための売春行為です。ホストクラブに毎日のように通っているという20代の女性に話を聞きました。――何年くらいホストに通っている?ホストに“毎日”通う女性(20代)「1年です」――ペースは「毎日」「別にホストが好きなわけじゃなくてその人が好き」――結婚を約束している?「はいします、絶対に」――どっちから(言った)?「私が言ったの。『結婚しようって 。(ホストは)『いいよ』って」――1回でいくら使う?「10万円以上。2か月で400万円くらい使ってる」費やしていた耳を疑うほどの金額。――“ホスト代”稼いだ方法は?「立ちんぼです。毎日。一生立ちんぼ」いわゆる売春目的で客待ちをする違法行為です。 ◇東京・歌舞伎町の周辺では、去年1年間で女性140人が“売春目的で客待ち”をしたとして逮捕されていて、最も多かった動機は「ホストクラブに行くため」だったといいます。(※去年 1月~12月19日、警視庁による)なぜそこまでしてホストクラブに通うのか。問題視されているのは「売り掛け」というホストクラブ特有のシステムです。客がその場で支払いできない場合、ホストが会計を肩代わり。いわばホストから借金するようなもので、嫌われたくない客は返済のためになんとしてでも金を用意しようとするといいます。その心理につけ込み売春を勧める悪質なホストクラブもあり、逮捕者も出ています。警視庁に逮捕されたのは歌舞伎町のホストクラブで働く、ホスト・鬼灯諸刃こと加藤勝理容疑者(27)です。警視庁によると加藤容疑者は去年、21万円を滞納した女性客(22)に対し「売り掛けが支払えないのなら大久保公園に立って体を売って支払え」などといい、売春をするよう客待ちをさせた疑いがもたれています。また、女性にGPSで位置情報を共有させていて、客待ちをしているか確認していたということです。 ◇約200万円の売掛金の返済のため、ホストにそそのかされて売春をしていたという女性は…ホストへの返済のため売春をした女性(20代)「風俗はホストの人からもあったり(誘われたり)、街中に歩いているスカウトから紹介されたり様々で。そのホストに『愛情=お金』って教わったので。『お金をあげたら私だけ見てくれる』と変換して」いまも弁護士を通して売掛金の返済が続いているといいます。売春をした女性(20代)「今まで(ホストに)使った額も好きな服買ったり、もうちょっと違う形でお金を使えば良かった」悪質ホストと売掛金の問題を受けて、歌舞伎町のホストクラブの経営者と新宿区は先月話し合いを行い、4月からはツケでの支払いができなくなるようにする方針を発表しています。(1月25日放送『news zero』より)
21歳の男が、ホストクラブまがいの接待を無許可でしたとして逮捕されました。一方、「2か月で400万円ホストクラブに使う」という女性も。毎日ホストクラブに通うため、売春に走ったといいます。実態を取材しました。

記者(大阪市、24日午後9時ごろ)「無許可でホストクラブのような営業をしていた店から、男が捜査員に連れられ出てきました」
連行される黒いマスクの男。大阪市の飲食店の従業員、高井吟河容疑者(21)です。女性客に対して、無許可でホストクラブのような接待をしていた疑いがもたれています。
客の中には16歳の女子高校生も。警察は、店での飲食代を稼ぐために売春行為をする女性客がいたかどうかも含めて調べています。

いま問題となっているのが、ホストクラブをめぐって高額な支払いをするための売春行為です。ホストクラブに毎日のように通っているという20代の女性に話を聞きました。
――何年くらいホストに通っている?
ホストに“毎日”通う女性(20代)「1年です」
――ペースは
「毎日」「別にホストが好きなわけじゃなくてその人が好き」
――結婚を約束している?
「はいします、絶対に」
――どっちから(言った)?
「私が言ったの。『結婚しようって 。(ホストは)『いいよ』って」
――1回でいくら使う?
「10万円以上。2か月で400万円くらい使ってる」
費やしていた耳を疑うほどの金額。
――“ホスト代”稼いだ方法は?
「立ちんぼです。毎日。一生立ちんぼ」
いわゆる売春目的で客待ちをする違法行為です。

東京・歌舞伎町の周辺では、去年1年間で女性140人が“売春目的で客待ち”をしたとして逮捕されていて、最も多かった動機は「ホストクラブに行くため」だったといいます。(※去年 1月~12月19日、警視庁による)
なぜそこまでしてホストクラブに通うのか。問題視されているのは「売り掛け」というホストクラブ特有のシステムです。客がその場で支払いできない場合、ホストが会計を肩代わり。
いわばホストから借金するようなもので、嫌われたくない客は返済のためになんとしてでも金を用意しようとするといいます。
その心理につけ込み売春を勧める悪質なホストクラブもあり、逮捕者も出ています。
警視庁に逮捕されたのは歌舞伎町のホストクラブで働く、ホスト・鬼灯諸刃こと加藤勝理容疑者(27)です。
警視庁によると加藤容疑者は去年、21万円を滞納した女性客(22)に対し「売り掛けが支払えないのなら大久保公園に立って体を売って支払え」などといい、売春をするよう客待ちをさせた疑いがもたれています。
また、女性にGPSで位置情報を共有させていて、客待ちをしているか確認していたということです。

約200万円の売掛金の返済のため、ホストにそそのかされて売春をしていたという女性は…
ホストへの返済のため売春をした女性(20代)「風俗はホストの人からもあったり(誘われたり)、街中に歩いているスカウトから紹介されたり様々で。そのホストに『愛情=お金』って教わったので。『お金をあげたら私だけ見てくれる』と変換して」
いまも弁護士を通して売掛金の返済が続いているといいます。
売春をした女性(20代)「今まで(ホストに)使った額も好きな服買ったり、もうちょっと違う形でお金を使えば良かった」
悪質ホストと売掛金の問題を受けて、歌舞伎町のホストクラブの経営者と新宿区は先月話し合いを行い、4月からはツケでの支払いができなくなるようにする方針を発表しています。

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